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伊東静雄 「詩集夏花」
...およそ雨を凌げる衣類や蚊帳までかぶっているうちに...
鷹野つぎ 「窓」
...これだけあれば当分凌げる...
種田山頭火 「其中日記」
...凌げるものも殺されぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...果して凌げるかどうかは神ならぬ私は全く知らないのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...秋といつてもまだ單衣で凌げるのに此濱は冬が來たかと思ふ程荒凉たるさまである...
長塚節 「佐渡が島」
...日光がぢり/\照りつけても同樣にして暑さが凌げる...
長塚節 「旅行に就いて」
...この寒空にもどうにか凌げるようになっており...
野村胡堂 「九つの鍵」
...飢が凌げると慰めるやうに言つてゐる者もあつた...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...妻と死別した男が火と飢ゑの底をくぐり抜け漸く雨露を凌げる軒に辿りついたやうな気持がするのだつた...
原民喜 「火の踵」
...コンムーナへ入ってからやっと凌げるようになったスチェカチョフだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...どうやら凌げるほどだということであった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
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