例文・使い方一覧でみる「凌」の意味


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...この毛虫の通りの危険を(しの)がなければならぬ...   この毛虫の通りの危険を凌がなければならぬの読み方
芥川龍之介 「芸術その他」

...(りょう)ぜられるとでも思ったかも知れぬ...   凌ぜられるとでも思ったかも知れぬの読み方
芥川龍之介 「俊寛」

...金博士の製品を駕(りょうが)しています...   金博士の製品を凌駕していますの読み方
海野十三 「毒瓦斯発明官」

...冬中の寒さはこれだけあつたらぎおほせるだらうと位に考へてゐたらしいのです...   冬中の寒さはこれだけあつたら凌ぎおほせるだらうと位に考へてゐたらしいのですの読み方
薄田泣菫 「桜の花」

...威権戸長をぐの郷紳も...   威権戸長を凌ぐの郷紳もの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...下霜子來り話す...   下凌霜子來り話すの読み方
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」

...たとえ一晩でもこの笠で雨露(あめつゆ)お(しの)ぎ下さいまし」自分の持って来た菅笠(すげがさ)を...   たとえ一晩でもこの笠で雨露お凌ぎ下さいまし」自分の持って来た菅笠をの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...それとも心付かずしてあくまでも男子を(しの)がんとする驕慢(きょうまん)疎野(そや)の女よと指弾(つまはじ)きせらるることの面目なさよ...   それとも心付かずしてあくまでも男子を凌がんとする驕慢疎野の女よと指弾きせらるることの面目なさよの読み方
福田英子 「妾の半生涯」

...陽炎のたち登るアスフアルトの道――想つてもぎ難い熱気を覚えます...   陽炎のたち登るアスフアルトの道――想つても凌ぎ難い熱気を覚えますの読み方
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」

...二階建で風雨がげれば充分であると思う...   二階建で風雨が凌げれば充分であると思うの読み方
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」

...いつも雲閣十二階高塔の赤煉瓦が存してゐる...   いつも凌雲閣十二階高塔の赤煉瓦が存してゐるの読み方
正岡容 「異版 浅草燈籠」

...これからはぎよくもなりますし...   これからは凌ぎよくもなりますしの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...たとえ敬虔(けいけん)の意と誠実の態度とにおいてはあえて彼を(しの)ぐことを得(う)という能わざらんも人の耳を経(ふ)ること多からず人の口と筆とを倩(やと)いたること甚だ僅(わずか)なりし点においては彼の淡泊無邪気なる大納言殿(だいなごんどの)かえって来たり聴くに値せり...   たとえ敬虔の意と誠実の態度とにおいてはあえて彼を凌ぐことを得という能わざらんも人の耳を経ること多からず人の口と筆とを倩いたること甚だ僅なりし点においては彼の淡泊無邪気なる大納言殿かえって来たり聴くに値せりの読み方
柳田国男 「遠野物語」

...しかし苦労をともに(しの)いで来た「なかま」とは違います...   しかし苦労をともに凌いで来た「なかま」とは違いますの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...ニグロの中にも印伊(インイ)人を(しの)ぐ学者がいるのであります...   ニグロの中にも印伊人を凌ぐ学者がいるのでありますの読み方
夢野久作 「鼻の表現」

...他目(はため)で思うよりは(しの)ぎ易(やす)いらしい...   他目で思うよりは凌ぎ易いらしいの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...統には、承烈都尉(じょうれつとい)の封を与え、甘寧には兵船百隻に、江兵五千人をあずけ、夏口(かこう)の守りに赴かせた...   凌統には、承烈都尉の封を与え、甘寧には兵船百隻に、江兵五千人をあずけ、夏口の守りに赴かせたの読み方
吉川英治 「三国志」

...隊長の、統も、二度目に引返してきたときは、すでに部下の大半以上討たれていたので、その苦戦ぶりは言語に絶し、ついに全身数ヵ所の鑓瘡(やりきず)を負い、満身朱(あけ)にまみれて、よろよろと、小師橋附近までのがれて来た...   隊長の、凌統も、二度目に引返してきたときは、すでに部下の大半以上討たれていたので、その苦戦ぶりは言語に絶し、ついに全身数ヵ所の鑓瘡を負い、満身朱にまみれて、よろよろと、小師橋附近までのがれて来たの読み方
吉川英治 「三国志」

「凌」の読みかた

「凌」の書き方・書き順

いろんなフォントで「凌」

「凌」の英語の意味

「凌なんとか」といえば?  


ランダム例文:
散らばる   産れ   籍田  

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