...アナクサゴラスの輩(やから)をいかにはるかに凌駕(りょうが)しているかを見る事ができよう...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...計策に因りメネラオス凌ぎたるアーンチロコス今着けり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...凌霜子來話...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...其れをば火鉢の炭火一ツで凌がうと云ふ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...森本も仕方なしに五合目あたりで焚火(たきび)をして夜の寒さを凌(しの)いでいると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...後(うしろ)の山の懐(ふところ)に暖まっているような位置に冬を凌(しの)ぐ気色(けしき)に見えた...
夏目漱石 「門」
...お高祖頭巾(こそずきん)に凌(しの)いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...秋の夜の薄冷えを火桶に凌(しの)ぎながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうして凌いだものか...
平出修 「夜烏」
...すなわち一は凌雲の大竹にして一は矮形の小竹なり...
牧野富太郎 「植物記」
...すこし凌ぎようございましたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我々は彼を凌いでいるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...凌辱(りょうじょく)をうけたように自分が泥まみれの憤怒をなにかに叩きつけたがっているのがわかった...
山川方夫 「その一年」
...寒さ凌(しの)ぎにといって...
山本周五郎 「風流太平記」
...官兵衛が断然主人側のふたりを凌(しの)いでいる...
吉川英治 「黒田如水」
...凌統を狙ったのだが...
吉川英治 「三国志」
...家も国土も蹂躙(じゅうりん)され掠奪凌辱(りょうじょく)のうき目にあうはいうまでもなく...
吉川英治 「三国志」
...禁裡(きんり)の森やら凌烱閣(りょうけいかく)の瑠璃瓦(るりがわら)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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