...この根より離るゝとき夢そのものも次第に凋落する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そして誰もがこの大貴婦人の凋落する瞬間を見ようとやたらに急いでいたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いよいよ私の凋落する番が来たなど思ひもしないことをつひ云つてしまつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...又孔子は「歳暮れ天寒くして百木は風霜の爲めに凋落するに至りて...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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