...むしろ凄いようなけはいを帯びて...
芥川龍之介 「妖婆」
...物凄い微笑を浮べながら...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...而もその中に籠(こも)って出て来る物凄い気魄(きはく)のようなものである...
高村光太郎 「回想録」
...その声の止め度もなく連続するフォルチシモの物凄い通りに...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...したがって物凄い闘牛病患者には...
谷譲次 「踊る地平線」
...」「何しろ時々凄いこと言ふよ...
徳田秋声 「チビの魂」
...物凄い刄先を上にしてピタリと樹(た)ちます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それで顏も見せねえんだから凄い腕前だ」「馬鹿野郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これほど凄い殺人(ころし)は滅多にあるものではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...節(ふし)のない鼻唄をくちずさみましたが、凄い相手に、自分というものの存在を教えているような気がして、それもフッツリ止してしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この中に住んでゐるに違ひあるまい」「――」「それにしても凄い腕だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お早ようとも言わずに――もっとも凄いか可愛いか知らないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小さいけれど凄い弓だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たがいに物凄い法螺(ほら)の吹き合いから...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...その日その日を期待しても何処の一隅からもあの物凄い目玉の凧は游(およ)ぎ出さなかつた...
牧野信一 「山峡の凧」
...いきなりグワンと私の脳天に物凄い横擲りを喰はせた...
牧野信一 「鎧の挿話」
...留吉から殴られてコメカミの辺から血をにじみ出させてゐる)留吉 そいぢや貴様――(とヒヨイと妹の凄い位の真剣さに気附いて...
三好十郎 「地熱」
...左の眼球(めだま)を! アッハッハハハ』ニコル氏は凄い声で呵々と大笑した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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