例文・使い方一覧でみる「冷然と」の意味


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...自然は唯(ただ)冷然と我我の苦痛を眺めている...   自然は唯冷然と我我の苦痛を眺めているの読み方
芥川龍之介 「侏儒の言葉」

...この騒ぎのうちにも冷然とたたずみながら...   この騒ぎのうちにも冷然とたたずみながらの読み方
芥川龍之介 「偸盗」

...その時も始は冷然として取り合ふ気色を見せずにゐました...   その時も始は冷然として取り合ふ気色を見せずにゐましたの読み方
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」

...冷然と美しい娘や職工共を見ている...   冷然と美しい娘や職工共を見ているの読み方
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」

...竜之助は冷然として燈火(ともしび)に顔をそむけて...   竜之助は冷然として燈火に顔をそむけての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...冷然として昂奮はおかしいようですけれども...   冷然として昂奮はおかしいようですけれどもの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...学生の方は冷然と彼を見つめた...   学生の方は冷然と彼を見つめたの読み方
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...しかし孤独に立つて冷然と自分の理性をとぎ澄ませてゐることも出来るのである...   しかし孤独に立つて冷然と自分の理性をとぎ澄ませてゐることも出来るのであるの読み方
北條民雄 「青春の天刑病者達」

...その冷然とした久保のうしろ姿に...   その冷然とした久保のうしろ姿にの読み方
三好十郎 「肌の匂い」

...」持彦は冷然として或る末路を迎えるような...   」持彦は冷然として或る末路を迎えるようなの読み方
室生犀星 「花桐」

...ご亭主にするのはいやでございます」冷然として言い放った...   ご亭主にするのはいやでございます」冷然として言い放ったの読み方
森鴎外 「安井夫人」

...しかし呉羽は冷然と落付いていた...   しかし呉羽は冷然と落付いていたの読み方
夢野久作 「二重心臓」

...石のように頬を固(こわ)ばらせたまま冷然と眼を閉じている………………………………………………………...   石のように頬を固ばらせたまま冷然と眼を閉じている………………………………………………………の読み方
夢野久作 「笑う唖女」

...「どうした! 蔭間侍」冷然と...   「どうした! 蔭間侍」冷然との読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...いつもの彼のように賢い修養が冷然としている...   いつもの彼のように賢い修養が冷然としているの読み方
吉川英治 「御鷹」

...冷えた濡れ手拭のごとくその背は冷然と見える...   冷えた濡れ手拭のごとくその背は冷然と見えるの読み方
吉川英治 「剣の四君子」

...その中では、誰も皆、踵(かかと)が地につかないように歩いていたが、唯一人、高安平四郎だけは、終日(ひねもす)、冷然と、乾門(いぬい)の番衆小屋に腰かけて、人の噂に口を入れなかった...   その中では、誰も皆、踵が地につかないように歩いていたが、唯一人、高安平四郎だけは、終日、冷然と、乾門の番衆小屋に腰かけて、人の噂に口を入れなかったの読み方
吉川英治 「夏虫行燈」

...兄の身が、そのような無慈悲な言葉を』お菅(すげ)は、声を励ましたが、子の冷然として、強い顔を見ると、すぐ気も挫(くじ)けて、むしろその不機嫌を取做(とりな)し加減に、『そなたに、環(たまき)の心が、解けぬ筈はないじゃろが、よう聞いて賜(た)も、……環はな、もいちど、兄の片腕になって、其方(そなた)を松代の直胤にも勝る刀工にしてみせると云うのじゃぞ...   兄の身が、そのような無慈悲な言葉を』お菅は、声を励ましたが、子の冷然として、強い顔を見ると、すぐ気も挫けて、むしろその不機嫌を取做し加減に、『そなたに、環の心が、解けぬ筈はないじゃろが、よう聞いて賜も、……環はな、もいちど、兄の片腕になって、其方を松代の直胤にも勝る刀工にしてみせると云うのじゃぞの読み方
吉川英治 「山浦清麿」

「冷然と」の書き方・書き順

いろんなフォントで「冷然と」


ランダム例文:
既婚   大気   眠気を催す  

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