「冷厳」の意味
厳しく冷たい様子
「冷厳」の例文(場面別)
- ビジネス上司の冷厳な態度に、チームの士気が下がった。
- 文学冬の海は冷厳な美しさで彼を圧倒した。
- ニュース監査報告書が冷厳な事実を突きつけた。
小説での「冷厳」の使い方
...冷厳無比な科学的精神を...
有島武郎 「描かれた花」
...冷厳な重圧が渦をまいていて...
犬田卯 「荒蕪地」
...骨のずいに徹するくらいの冷厳な語調であった...
太宰治 「水仙」
...近頃ではほとんど近寄り難きまでの冷厳さを示していた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...妻は相変らず冷厳な近寄り難い気品を漂わせつつ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...あの男の明晰冷厳な世界観は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...皇室は煩雑にして冷厳なる儀礼的雰囲気の裡(うち)にとざされることによって...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...常に常識的で冷厳であった...
豊島与志雄 「自由人」
...截断的なるきわだてる明瞭、精緻、冷厳、透徹、あたかも機械に見いだす情趣がすなわちそれである...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...焔(も)ゆる冷厳であるであろう...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...海上の空気はにわかに冷厳なものを運んで来た...
本庄陸男 「石狩川」
...と、雪之丞の、冷厳な瞳が、闇を貫いて、広海屋の店前をみつめたとき、飛ぶように駆けつづけて来た辻かご――「ホイ! ホイ! ホイッ!」と、先棒、後棒、足が止まって、タンと立つ息杖、しずかに乗りものが、下におろされる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...冷厳な審判者でもあるように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...冷厳極る流血鬼のようにしか考えられませんでしたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...光もないような冷厳な...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...あんなに冷厳な態度を執(と)って後輩の田舎者である俺を欺弄(かつ)いでおられるかも知れない...
夢野久作 「少女地獄」
...如何なる悪党、または如何なる芸術家も及ばない天才的な、自由自在な、可憐な、同時に斃(たお)れて止まぬ意気組を以て、冷厳、酷烈な現実と闘い抜いて来たか...
夢野久作 「少女地獄」
...ときには冷厳酷薄(れいげんこくはく)...
吉川英治 「新書太閤記」
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