...僕はいつも冷やかにかう云ふ彼を見おろしたまま...
芥川龍之介 「歯車」
...しかもそれをあの女に特有な多恨らしい、冷ややかな、さびしい表現法で、そして息気(いき)づまるような若さと若さとの共鳴の中に……...
有島武郎 「或る女」
...冷やっこをべつに皿に分けて取ってくれた...
田山花袋 「田舎教師」
...三言冷やかな言葉を返すきりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」とテナルディエは冷ややかに言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女は八歳にして既に冷ややかな心を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あれを僕にくれ」「欲しければやっても好い」津田はむしろ冷やかに答えた...
夏目漱石 「明暗」
...三日に一度は夏の江戸つ子の膽(きも)を冷やさしたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...濡らしたり冷やしたりすると...
久生十蘭 「一の倉沢」
...すこし冷やした方がよいでしょうね...
火野葦平 「花と龍」
...いつも冷ややかに笑うたちだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...どこへ持って行けばいいのだっ!合爾合(カルカ)姫 (冷やかに)誤解でございます...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...彼はきわめて冷やかな愛情だけしかわたしにくれることができなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...甲斐を冷やかに見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...雲冷ややかなはずであるが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこらの冷やっこい岩肌を撫でまわした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...冷ややかになると...
吉川英治 「夏虫行燈」
...百人の人夫に千手院(せんじゅいん)の冷水をくませて石の船に湛えては冷やしているが...
吉川英治 「源頼朝」
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