...冷めたいものだといふ事が分つてゐるが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...かなり冷めたかったが...
海野十三 「火星探険」
...冷めたい石の上にも……』私達は自然と人間との関係を話した...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...朝はやくから大粒の冷めたい雨が降って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それから洗面所へ下りて氷るほど冷めたい水で頭をざあざあ洗った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...熱が冷めたら消したくなるに違ひないと思ひながら...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...冷めたい麦酒で祝杯を上げていたら...
正岡容 「わが寄席青春録」
...「一體俺は何んだえ?」といふ疑も出て來る……而(す)ると熱(ほて)りきツてゐた頭が急に冷めたやうな心地もする...
三島霜川 「解剖室」
...近くの四五人の人たちが聲もたてずこつちも向かずに冷めたくわらひました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...○本文にある碾茶の軽便アイスクリームは牛乳二合へ砂糖大匙四杯を入れて湯煎になしコルンスターチ大匙八分目を水に溶かして入れ能く煮て火より卸し冷めたる所にて碾茶小匙三杯を玉の出来ぬよう混ぜながら少しずつ徐(しず)かに加えて本文の如く器械にて寄せるなり...
村井弦斎 「食道楽」
...火の坑から湧き出た熔巌の冷めたような色をした...
森鴎外 「杯」
...高雄の怒りは水を浴びたように冷めた...
山本周五郎 「つばくろ」
...十月だから朝風は相当冷めたかったが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...足を延ばし變へると草は冷めたかつた...
横光利一 「草の中」
...もう故郷のほとぼりも冷めた頃なので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蔡福は聞くうちにも腋(わき)の下に冷めたい汗をタラタラとたらしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...フト背筋一面に押付けられるような冷めたさを覚えていたのであった...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...思わずゾッとして冷めたさを感じたことを...
蘭郁二郎 「魔像」
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