...以上(いじやう)の如(ごど)く、大體(だいたい)の調査(てうさ)は濟(す)んだのであるが、猶(なほ)細(こま)かに、小石(こいし)や、泥(どろ)を渫(さら)へ出(だ)して見(み)たら、玉類(たまるゐ)金環類(きんくわんるゐ)の發見(はつけん)もあるのだらうが、それは坪井博士(つぼゐはかせ)が來(こ)られてからにして、兎(と)も角(かく)も既發見(きはつけん)の遺物(いぶつ)だけ外(そと)に持出(もちだ)し、跡(あと)は明日(あす)まで封鎖(ふうさ)するが好(よ)からうと、一决(けつ)し、各新聞記者(かくしんぶんきしや)及(およ)び少數(せうすう)の人(ひと)に窟内(くつない)を一見(けん)さした後(のち)、余等(よら)五人(にん)は穴(あな)から出(で)る事(こと)にした...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...此度(このたび)は决する事あり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...此れを実行せば或は精神上に於けると転地療法とを二つながら全うせん事に决し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...决(けっ)して他(た)に何等(なんら)の害(がい)をも加(くわ)えぬと云(い)うことを町(まち)の人(ひと)に知(し)られている為(ため)か...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...决して軽視す可からざる...
高木敏雄 「比較神話学」
...决して成立するを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...决して見る能わざる譬喩的文字なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...此れ决して、喜ぶ可きことに非ざる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...今先ずはじめに、决定す可きは、島子の趣きし処なる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...助を我に仰ぐの國は决して...
竹越三叉 「深憂大患」
...决して難からざるべき也...
竹越三叉 「深憂大患」
...諸地方諸人民ヲ通ジテ石器時代ハ今ヨリ何程以前ナリトハ决シテ云フ事能ハザルナリ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...自ら責任ある裁决を與へむが爲には非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...さりながら伊藤侯は决して現在の自由黨と意氣相許すものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...决して正当とは謂はれない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...或は縣會で可决して經費を出して居るのであるとか云ひ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...决(けつ)して此方(こつち)から手出(てだ)しをしてはならないと留(とゞ)めて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...予等の予定(よてい)は最初より風雨に暴露(ぼうろ)せらるる十日間に渉(わた)るも敢(あへ)て厭(いと)はざるの决心なるを以て...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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