...一所懸命な祈の聲は夜陰に冱えて物凄い...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...ワアーワアーワアーと寒空に冱ゆる響は...
伊藤左千夫 「古代之少女」
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伊藤左千夫 「紅葉」
...――冱(い)てついた街道をあの盲人の杖がこつ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...そして神経は病的に冱え返り...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...はじめて知る長い冱寒(ごかん)の雪に埋れてそれを考え...
本庄陸男 「石狩川」
...詰問(きつもん)せん』王樣(わうさま)は冱々(さえ/″\)しからぬ御容子(ごようす)にて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...産地ニューゼーランドハワイアゾールス等諸島や南北冱寒(ごかん)の地は蛇を産せぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...私の神経がみるみる恐ろしい方向に冱(さ)えかえって行くのに気がついていた...
夢野久作 「冗談に殺す」
...皇軍の將士はなほ冱寒の征土にあるままこの歳暮を送り...
吉川英治 「折々の記」
...――時は冱寒(ごかん)の真冬...
吉川英治 「三国志」
...針の山に似ている冱寒(ごかん)の深夜だった...
吉川英治 「親鸞」
...ふり仰ぐと冱寒(ごかん)の月は冷々(ひえびえ)と冴えているのだった...
吉川英治 「親鸞」
...冱寒(ごかん)の冬だったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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