例文・使い方一覧でみる「冰」の意味

...（かの身材小さき男は冰（こほり）の如き短劍を拔き出だして手に持ちたり... の如き短劍を拔き出だして手に持ちたりの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...小娘（ちひさきむすめ）が笊（ざる）を提（さげ）て冰々（こほり／＼）とよびて土間（どま）の中を売（う）る... 小娘が笊を提て冰々とよびて土間の中を売るの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...笊（ざる）のなかへ木の青葉（あをば）をしき雪の冰（こほり）の塊（かたまり）をうる也... 笊のなかへ木の青葉をしき雪の冰の塊をうる也の読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...且水の冰（こほり）は地中に在（あ）りても消易（きえやすき）ものなり... 且水の冰は地中に在りても消易ものなりの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...「私はこの国の神で井冰鹿（いひか）と申すものでございます」とお答えいたしました... 「私はこの国の神で井冰鹿と申すものでございます」とお答えいたしましたの読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...秋山の下冰男（したびおとこ）という神がいました... 秋山の下冰男という神がいましたの読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...兄を秋山之下冰壮夫（シタビオトコ）と云う... 兄を秋山之下冰壮夫と云うの読み方
高木敏雄「比較神話学」

...秋山之下冰壮夫（シタヒオトコ）と春山之霞壮夫と兄弟二神... 秋山之下冰壮夫と春山之霞壮夫と兄弟二神の読み方
高木敏雄「比較神話学」

...それはちょうど冰水（ひょうすい）を飲んだように... それはちょうど冰水を飲んだようにの読み方
田中貢太郎「続黄梁」

...経琵琶渓到碓冰関作... 経琵琶渓到碓冰関作の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...顧望（こばうする）に木曾の碓冰（うすひ）にも劣らぬ山形なり... 顧望に木曾の碓冰にも劣らぬ山形なりの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...斗火盤冰方是癖... 斗火盤冰方是癖の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...渓冰敲不砕... 渓冰敲不砕の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...心は（ほのお）語（ことば）は冰（こおり）... 心は語は冰の読み方
森鴎外「そめちがへ」

...其（そ）の寒（かん）なるや凝冰（ぎょうひょう）... 其の寒なるや凝冰の読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...冰ったまま溶けない雪がしだいに面積を弘げていった... 冰ったまま溶けない雪がしだいに面積を弘げていったの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...冰（こお）った土や枯草がみしみしときしみ... 冰った土や枯草がみしみしときしみの読み方
山本周五郎「橋の下」

...冰（こお）るような川風に吹かれ... 冰るような川風に吹かれの読み方
山本周五郎「へちまの木」

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