...徳冨蘆花(とくとみろか)が『ほととぎす』に名を成した後の或る時「我は小説家たるを恥とせず」とポーロ擬(もど)きに宣言したのはやはり文人としての国士的表現であった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...牛込区内では○市ヶ谷冨久町(とみひさちょう)饅頭谷(まんじゅうだに)より市ヶ谷八幡鳥居前を流れて外濠(そとぼり)に入る溝川○弁天町(べんてんちょう)の細流○早稲田鶴巻町(つるまきちょう)山吹町(やまぶきちょう)辺を流れて江戸川に入る細流...
永井荷風 「葛飾土産」
...新冨町の老妓両三名を招ぎ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...朝まだき新冨町の雛妓三四人押掛け来り...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...夜新冨座に徃き岡本綺堂君作雨夜の曲を観る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...驚いてその方を眺め、押入れに誰か這入つてゐるのかと直吉が尋づねると、冨子が、くすくす笑ひ出した...
林芙美子 「瀑布」
...軈て泣きやめた里子は、気まり悪さうに、素直に直吉の方へ向きなほつたが、冨子と違つて、案外色の白い少女だつた...
林芙美子 「瀑布」
...冨勇は浮舟楼でも羽ぶりがよかつた...
林芙美子 「瀑布」
...冨子の妹の里子から手紙が来てゐた...
林芙美子 「瀑布」
...野原の方も冨美ちゃんが三月二十七・八日頃女学校の入学試験です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冨美ちゃんの試験は26,7日で終ったわけですがどうだったろうかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冨美ちゃんにくつ下...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冨美ちゃんは土曜日か日曜に参ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...明日冨美ちゃんが来るでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冨美ちゃんがついて来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...八月に冨美子が来れば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冨美子はやっぱりくたびれたと見えて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...多賀ちゃんや冨美子お祝いに来たそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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