...せめて死んだ人たちの冥福を祈るために...
橘外男 「逗子物語」
...お種の家ではお種のいなくなった日を命日にしてその冥福を祈ることになった...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...一日だけお暇をいただきとうございます」清明の日には祖先の墓へ行って祖先の冥福を祈るのが土地の習慣であるし...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...斉彬の冥福を祈るためでもなく...
直木三十五 「南国太平記」
...亡き友の冥福を祈るのだった...
永井隆 「長崎の鐘」
...建てて冥福を祈るというものである...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...亡き父の冥福を祈ることにもなると云いきかした...
本庄陸男 「石狩川」
...それが一番君がフアーザアの冥福を祈ることになる...
牧野信一 「父を売る子」
...又日本の奉納手拭の如き小切(こぎれ)を枝に結び附けて冥福を祈る信者が断えない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...これを戦の魂魄(こんぱく)に捧げてその冥福を祈ると唱えて...
吉川英治 「三国志」
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