...長い間の冤を雪(そそ)ぐのは誰であろうかと想像してみると...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...富田博士の冤罪(えんざい)を...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...これは併し冤罪(えんざい)である事は...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...林檎の冤罪(ゑんざい)4・30(夕)エデンの花園(くわゑん)で...
薄田泣菫 「茶話」
...冤罪(えんざい)が晴れまいということを聞かされて...
中里介山 「大菩薩峠」
...お糸の冤(むじつ)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つまり虐(しいた)げられた女が冤罪(えんざい)に苦しむ役だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...双親老いて若い子の冤刑(えんけい)に逢い...
南方熊楠 「十二支考」
...直ちにその冤を奉行に報ぜしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...それは冤罪(えんざい)だろう...
森鴎外 「あそび」
...吉田兼好(けんこう)を色法師と謂うのは冤罪(えんざい)だそうなが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...吾人たとひ好む所に佞する者に非るも彼の為めに冤(ゑん)を解かざるを得ざる也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...直ぐにも冤罪(むじつ)を引受けそうな気の弱い連中ばっかりじゃ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...窃盗(せっとう)の冤罪(むじつ)をきてしまった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ご冤罪(えんざい)は拭(ぬぐ)われて...
吉川英治 「三国志」
...きっと冤(あだ)を報じなければなりませぬ……」また...
吉川英治 「三国志」
...武蔵どのの身は元より冤罪(むじつ)の禍(わざわ)い...
吉川英治 「宮本武蔵」
...郁次郎の冤罪(むじつ)なることは...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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