...冗漫な嫌ひが出て来て...
田山録弥 「小説新論」
...わたくしが報告書に基いて冗漫なる物語を綴つた徒労を笑ふであらう...
永井荷風 「来訪者」
...これまで従ってきた冗長・冗漫な方法を捨て...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...極めて冗漫なる詞を以て...
平出修 「逆徒」
...冗漫な描写や、わき道へそれたところなどはかえって捨てて圧縮した方が効果的になる場合すらある...
平林初之輔 「ヴアン・ダインの作風」
...冗漫なりやすき古語も冗漫ならしめざりき...
正岡子規 「俳人蕪村」
...新詩形を有する発句は和歌の冗漫なるに比してやや新なる者を生じたる事なきにあらねど...
正岡子規 「古池の句の弁」
...冗漫なる手法ではないだらうか...
吉川英治 「折々の記」
...冗漫な今昔紀行になってしまった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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