...今再び立戻って笑わるべき僕が迷信の一例を語らねばならぬ...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...再びこちらが本氣で實行できよう筈はなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...雨が再び寒く降りはじめ...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...他日筆硯(ひっけん)を新たにして再び稿を続ける折もあるであろう...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...ただ全く同様なAなる感覚が再び繰り返すのであると思うだけであろう...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...あたかも一度打ち負けた者が再び勝利に手をつけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...再び舊觀に還せるによりて證明せられたれば...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...再び近畿説と九州説との兩端に就て考慮するに至りしことにして...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...再び犯すまいと決心し...
永井隆 「この子を残して」
...再び井桁の間の東南隅に戻って...
中里介山 「大菩薩峠」
...公は不吉なものを見たやうに眉を顰め、再び室に入つて、氣になるままに灯の下で自ら筮竹を取つた...
中島敦 「盈虚」
...再び起(た)つ能(あた)わざる窮地に陥(おちい)るごとく歎(なげ)く...
新渡戸稲造 「自警録」
...再び彼は近づく...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は再び寄宿舍に移つた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...邸宅に再び帰りたいです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...再びバックは森の中の放浪をはじめたが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...それは再びその自然価格にまで下落し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そこへ王からの申込みでガマは再び王と会見したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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