...そして再び振返ると...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...再び南方に歸るべき...
大町桂月 「國府臺」
...」おくみはそれを取つて来て再び坐つて...
鈴木三重吉 「桑の実」
...・おしめ影する白い花赤い花おとなりが鳴ればこちらも鳴る真昼十二時・お寺のたけのこ竹になつた□・こゝに落ちつき山ほとゝぎす(再作)今夜もまた睡られないで困つた...
種田山頭火 「行乞記」
...彼が再びこの町へ帰って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...耳を澄しますと、再び、此度は明らかに爆音がしました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...またそれは再び閉ざされたに相違ない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...乗ろうとすると、スコール襲来、再び家に戻り、半時間休んでから、五時出発、またボートとカヌーとに分乗...
中島敦 「光と風と夢」
...お六は再び惡者に引戻され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...再度正面から見たのである...
萩原朔太郎 「猫町」
...その後われわれの再び見る機会を得なかったものであった...
堀辰雄 「窓」
...『彼等(かれら)はこの次(つぎ)に何(なに)をするだらう!若(も)し生(しやう)があるものなら屋根(やね)を取除(とりの)けるやうな莫迦(ばか)はしないだらう』程(ほど)經(へ)て彼等(かれら)は再(ふたゝ)び動(うご)き出(だ)しました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...おりおりはこれを見て再びほしくなることありといえり...
柳田国男 「遠野物語」
...「…………」信玄は再読三読した...
吉川英治 「上杉謙信」
...再び獣皮の褥(しとね)にくつろいだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうだ再び軍に返るつもりで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...再び帝位に即(つ)かれた後にもなおしばらくこの寺は御所となって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...サルミエントは再び南西に向うことを要求したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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