...建長寺と円覚寺との間頃で後ろからあかりをつけない自動車が走って来て...
大杉栄 「日本脱出記」
...五百金の寄附12・17(夕)鎌倉の円覚寺に誠拙和尚といふ坊さんが居た...
薄田泣菫 「茶話」
...円覚寺(えんがくじ)仏日庵...
高浜虚子 「六百句」
......
高見順 「死の淵より」
...円覚寺の仁王門がある...
太宰治 「津軽」
...」「観音さん? あ、円覚寺の事を、観音さんと言ふのか...
太宰治 「津軽」
...円覚寺の第一坐を占む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...たしか円覚寺(えんがくじ)の塔頭(たっちゅう)であったろう...
夏目漱石 「草枕」
...禅院のそとの高松水色に霙けぶりて海遠く鳴る禅院は鎌倉の円覚寺を斥し...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...梅花の日清和源氏の白旗を立てざるも無き鎌倉府かな故寛先生の三囘忌を円覚寺で営んだ時の作(二月二十六日)...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...山寺に五十六億万年を待てと教へて鳴り止める鐘寛先生の百日祭がつゆ晴れの円覚寺で行はれた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...僧俗の未だ悟らず悟りなばすさまじからん禅堂の床円覚寺の僧堂で居士を交じへて雲水達の坐禅をしてゐる処へ偶行き合せたものらしい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ある夏私は彼と一緒に鎌倉の円覚寺の一庵に宿り...
三木清 「読書遍歴」
...リュック一つを降ろした円覚寺に暫らく寄寓してゐられた...
三好達治 「オルゴール」
...世持橋や円覚寺の小矼(しょうこう)等に見られる浮彫です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...とうとうこの愉快な代議士君に引っぱり出されて鎌倉の円覚寺に釈宗演和尚(しゃくそうえんおしょう)を訪う事になった...
夢野久作 「近世快人伝」
...尼は公式の使で円覚寺の壇へ参礼(さんらい)したことがあった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...円覚寺のうちのえらい坊主があたって...
吉川英治 「私本太平記」
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