...ちと内証事らしい...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...」館長は大切な内証事を話すので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...(男といふものは猫のやうによく女の内証事(ないしようごと)を発見(めつけ)るものなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...これはほんの内証事(ないしようごと)だが...
薄田泣菫 「茶話」
...今度は内証事(ないしようごと)のやうに声を低めて訊いた...
薄田泣菫 「茶話」
...この偉い発明家が何か知ら内証事(ないしようごと)を...
薄田泣菫 「茶話」
...云わば一つ家の石山の新家は内証事(ないしょうごと)には誂向(あつらえむ)きの場所だった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...話はだんだん内証事に落ちていって...
豊島与志雄 「黒点」
...さも内証事らしく声をひそめて...
豊島与志雄 「白い朝」
...「内証事(ないしょごと)は隠しおおせるものじゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内証事というものを胸一つに畳んで保てないように出来ているのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「腹の立つことというと――?」「何アにほんの些細(ささい)な内証事(ないしょごと)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お互の内証事だし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この内証事を取り計らい...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この内証事も行なわるることなるべしといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...このような内証事は...
矢田津世子 「女心拾遺」
...たださえ欠点が多いのに内証事までも言い伝えた世間はまことに口が悪い」と解すべきであろうか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...なおその上内証事まで伝えた世間は口が悪い」と解すべきであるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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