...彼の言葉の内実を理解した...
...内実のない話は聞いているうちに飽きてしまう...
...時間をかけて研究すれば、内実が分かるようになる...
...彼女の表面的な笑顔とは裏腹に、内実は悲しみに満ちていた...
...政治家の内実を知りたいと思って、彼の本を読んでみた...
...外観の整うたのに引きかえて内実が衰微して行くのは...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それゆえあんさんもその気になって人の見ているところでは夫婦のようにふるまっても内実は操をまもってくださりませ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...表面は一神でありながら内実はいつの間にか多神教に変化した...
寺田寅彦 「札幌まで」
...内実は追剥(おいはぎ)を働いていた「鍛冶倉(かじくら)」という綽名(あだな)の悪党であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実(ないじつ)は暫く不問に置かれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実(ないじつ)は...
久生十蘭 「ひどい煙」
...ああ見えても内実はたいしたものではないなどと軽くいっているけれども...
久生十蘭 「復活祭」
...内実親愛の情はいよ/\冷却して内寒外温...
福沢諭吉 「女大学評論」
...その内実の極意は...
福沢諭吉 「学者安心論」
...マア待合(まちあい)をする地獄屋とでも云うような内実穢(きた)ない町であったが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮令(たと)い開国と触出(ふれだ)してもその内実は鎖攘の根性...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その内実は徳川政府がその幕下(ばっか)たる二...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...その内実が明らかになった時「ラップ」とソヴェト大衆とは...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...内実は堕胎専門に違いないと睨んどるんじゃが...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...恐ろしくアッサリとした別れ方であったが……しかし内実は決してアッサリでない事を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...由来、北と南とは、唇歯(しんし)の関係にあるわけだが、内実では、どうしても対立的になった...
吉川英治 「大岡越前」
...威令には伏するが、内実の腐敗は、かえって、被(かぶ)る殻(から)を強くさえしている...
吉川英治 「大岡越前」
...内実において信者の組織に努力し...
和辻哲郎 「鎖国」
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