...彼の言葉の内実を理解した...
...内実のない話は聞いているうちに飽きてしまう...
...時間をかけて研究すれば、内実が分かるようになる...
...彼女の表面的な笑顔とは裏腹に、内実は悲しみに満ちていた...
...政治家の内実を知りたいと思って、彼の本を読んでみた...
...それで長逗留との御触れ出しは、半田屋九兵衛、失礼ながら気に入りました」「それでは機嫌よく泊めてくれるか」「ところがその何分にもはなはだ以て、その、恐縮の次第で御座りまするが、どうかハヤ御勘弁を……いえこれは御客人が物の道理の好くお了解(わかり)の方と存じまして、ひたすら御憐憫(ごれんびん)を願う次第で御座りまするが、実は手前方、こうして大きく店張りは致し居りますれど、内実は火の車...
江見水蔭 「備前天一坊」
...あれの内実は喫茶店だったのか酒場だったのかというようなことから...
豊島与志雄 「白木蓮」
...内実は追剥(おいはぎ)を働いていた「鍛冶倉(かじくら)」という綽名(あだな)の悪党であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実(ないじつ)は暫く不問に置かれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実は穢多(えた)のために生捕られたという評判よ」「それも裏の裏で...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実は母の希望通にしてやるのさ...
夏目漱石 「虞美人草」
...これで内実はひどく人がいい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おぬしらは、父達が南部の産物を長崎へ持って行って商法の手違いをやらかし、その申訳に腹を切って死んだと聞かされていたのだろうが、それは表面のことで、内実には、こんな事情があったのだ...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...妙な渋い顔色して内実プリ/\怒ると云うような事は決してない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...内実を喋りそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...内実は感傷家でしかないことが多い...
三木清 「人生論ノート」
...その内実の意味においては客観に制約されているのでなければ知識であり得ない...
三木清 「哲学入門」
...人間の内実(なかみ)をいじって居た髭むじゃな医者の顔...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...しかしその内実はドンナものかと考えてみますと...
夢野久作 「少女地獄」
...内実は二百石に上りまする」「ほかに表高二百石の処は無いか」「ほかには寸地も……」「ウム...
夢野久作 「名君忠之」
...まるで性の清教徒みたいな環境(内実ではない)の中に培(つちか)われて来た気がする...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...そしてこういう法令で治めているが、内実は、どうだとか、こうだとか――までをいう...
吉川英治 「新書太閤記」
...内実において信者の組織に努力し...
和辻哲郎 「鎖国」
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