...彼女の内奥を知ることができた...
...内奥まで知りたいという欲求に駆られることがある...
...彼は内奥に秘めた思いを語りだした...
...内奥を探るためには、時間をかけてじっくり話を聞くことが大切だ...
...内奥を深く理解するためには、相手の心に寄り添う姿勢が必要だ...
...それは内奥(ないおう)の声だ...
梅崎春生 「日の果て」
...奥二階で駒越左内奥野俊良の二人と...
江見水蔭 「備前天一坊」
...その間にこの女の内奥の熱情は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その人自身の裸はもっと内奥の処にあたたかく生きている...
高村光太郎 「触覚の世界」
...引きゆがめられた微笑をもってそれを親しく嘗めるスポーツの内奥の愉悦は...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...直接に自然の内奥を窺うような今までの研究の興味には比すべくもなかった...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...それを指導するものは彼の心の内奥に燃えさかる人間知に対する探究の情熱であった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...もっと内奥的な意味に於て...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...けれどもわれわれの内奥には...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...彼は自分の一段と高い感情についての内奥を残念なことに隠し通してしまった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この大陸の内奥には...
久生十蘭 「南極記」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...彼等は何事も自分の内奥から抽き出さねばならなかつた...
牧野信一 「卓上演説」
...そういう最も内奥的なモメントはとりあげられて居ませんものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まあ……仙太よっ!丁度そこへ門内奥...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...最も秀れた精神に根ざしたものは人心の内奥から涙を誘ひ洗ひ清めるのである...
室生犀星 「抒情小曲集」
...それは当時の宗教の内奥から出た必然であった...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...およそ芸術が普遍人間的な内奥(ないおう)の生命を有する限り...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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