...飽(あく)まで己れに内在する理性の光りで...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...私に内在する道徳性である...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...そして精神そのものに内在する觀念の或るものを顧るが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...言ひ換へるとこれらの能力がそのうちに内在する思惟的實體なしには理解せられることができない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それのうちに直接に内在する基體(subjectum)...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...また神に依存する限りにおいての作用のうちに内在するのでもない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...少なくもある点までは新聞の社会記事というもの自身に本質的に内在する元来無理な要求から来る自然の結果であるかもしれない...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...之が生産諸関係に内在する物質的矛盾なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...当時の十九世紀の社会状態に内在する不正義と対決するとき...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...かくの如く將來も過去も現在を流動推移たらしめる契機としてそれのうちに内在する...
波多野精一 「時と永遠」
...それ故この裏面が表面へ浮び出で從つて内容に内在する兩契機がともに表面化し客體面における二つの異なつた領域として顯はになり...
波多野精一 「時と永遠」
...或はそれ自らに内在する本質の單獨の力により...
波多野精一 「時と永遠」
...かえってもともと本願のうちに内在するのである...
三木清 「親鸞」
...即ち内在するものとして現はれるのは...
三木清 「歴史哲學」
...哲学では人間に内在する超人的偉力のこと〕というのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...民族に内在する最も根深い本能であり...
矢部貞治 「政治学入門」
...恋に内在するこの独占の要求はいかんともし難い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その純化の力は人性の奥底たるまことの情に内在するのであるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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