...飽(あく)まで己れに内在する理性の光りで...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...人はその累積の中に埋もれてその生活そのものに内在する非目前的の一面を忘却する...
高村光太郎 「美の影響力」
...言い換えるとこれらの能力がそのうちに内在する思惟的実体なしには理解せられることができない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...器物の美にはもちろんそれ自身に内在する美があるには相違ないが...
寺田寅彦 「青磁のモンタージュ」
...Daとは世界に内在するものの性格ではなくして世界そのものの性格――世界性――であると云って好い...
戸坂潤 「科学方法論」
...之が生産諸関係に内在する物質的矛盾なのである...
戸坂潤 「科学論」
...之が生産諸関係に内在する物質的矛盾なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...subiectum はそれ自体に内在する固有の受け身の(機)(passio)原因となる...
中井正一 「言語は生きている」
...存在の本質にただちに横超する気分としての本質理解が内在するといわなければならない...
中井正一 「リズムの構造」
...或はそれ自らに内在する本質の單獨の力により...
波多野精一 「時と永遠」
...時間的生においてすでに永遠的生は内在する...
波多野精一 「時と永遠」
...形を作るといふ生命に本質的な作用は生命に内在する超越的傾向を示してゐる...
三木清 「人生論ノート」
...範疇そのもののうちに内在すると稱せられる矛盾は...
三木清 「歴史哲學」
...「人間的本質はなんら個々の個人に内在するところの抽象體ではない...
三木清 「歴史哲學」
...しかも内在するものに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...民族に内在する最も根深い本能であり...
矢部貞治 「政治学入門」
...恋に内在するこの独占の要求はいかんともし難い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その純化の力は人性の奥底たるまことの情に内在するのであるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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