...颯然として流星の如く彼が内兜を射て鏃深く面に入る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...自分から進んで内兜(うちかぶと)を見透かされたようなもどかしさはいっそう葉子の心を憤らした...
有島武郎 「或る女」
...それを上衣の内兜(うちかくし)に入れ...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...謙作は廊下へ出ると内兜(うちかくし)に手をやって紙入を出してみた...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...彼女に内兜(うちかぶと)を見透かされようと...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...敵の内兜(うちかぶと)を見定めたと覚しく...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここらで内兜(うちかぶと)を見せるようなことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...伜には内兜(うちかぶと)を見透(みす)かされる...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...能楽の内兜を見透かして...
夢野久作 「道成寺不見記」
...モトヨリ内兜(うちかぶと)を見せる吾輩ではなかったので...
夢野久作 「爆弾太平記」
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