...或人は死骸となつても高き處に居らむことを冀ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...支那在留の邦人(冀東・冀察・南支一帯)の国民生活の安定を著しく動揺せしめたことは...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...……西博士をわが学園の後任学長に任じて真に国民道徳顕現の源宗たらしめんことを冀(ねが)う」...
戸坂潤 「社会時評」
...到底言ふ可くして行ふ可からざるの談なるに於てをや若し侯の中心の冀望を言はゞ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...又自由党多数の冀望にも非ざりしは無論なるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も伊藤侯が自由党の冀望に応ずるの意思あるや否やは一個の疑問たるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...また『楚辞』をよまむことを冀(こいねが)ったのは...
永井荷風 「西瓜」
...唯知れずにいてくれるようにと冀(ねが)うばかりである...
永井荷風 「ひかげの花」
...無題(むだい)君心ありてわれを憐れまば冀(ねがは)くは来りてわが門を敲(たゝ)くなかれ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...常に然(しか)るを冀望(きぼう)すべからざる所のものなり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...本国冀州へさして逃げて帰る心にちがいない...
吉川英治 「三国志」
...冀北城(きほくじょう)からいざ出陣と馬をひかせると...
吉川英治 「三国志」
...ために冀州城下の内外は...
吉川英治 「三国志」
...冀州城外三十里まで迫ったが...
吉川英治 「三国志」
...冀城(きじょう)を渡してしまったではありませんか...
吉川英治 「三国志」
...魏延(ぎえん)の一軍をして冀城へ奔らせ...
吉川英治 「三国志」
...「それがしは冀城の姜維だ...
吉川英治 「三国志」
...号を追て「宣言」にあるような理想の実現を冀図しつつあった...
蘭郁二郎 「休刊的終刊」
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