...酷寒と言えば早く春暖の候になる事を冀うのが人情であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...冀くは三世の諸仏...
種田山頭火 「行乞記」
...蓋し伯も亦曾て此冀望を抱て多數の俊髦を糾合したること此に年あり其徒沼間守一...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...若くは侯の資望勢力に依りて万一の倖進を冀ふものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し伯も亦曾て此冀望を抱て多数の俊髦を糾合したること此に年あり其徒沼間守一...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これ余が広重(ひろしげ)と北斎(ほくさい)との江戸名所絵によりて都会とその近郊の風景を見ん事を冀(こいねが)ひ...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...若シ特ニ某隊中ノ阿嬌第何番ノ艶語ヲ聞カンコトヲ冀フヤ...
永井荷風 「申訳」
...一夜の安静を切(せつ)に冀(こいねが)った...
夏目漱石 「それから」
...常に然(しか)るを冀望(きぼう)すべからざる所のものなり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...ああいう識見抱負を持った人が今日の知識を抱いて現代に出よということを私は始終冀(ねが)って居るのですが...
牧野富太郎 「植物記」
...己れの力を量らずひたすら僥倖を冀(こいねが)うが人情だ...
南方熊楠 「十二支考」
...冀州の牧(ぼく)...
吉川英治 「三国志」
...袁紹の冀北軍は七十五万と称せられていたのに...
吉川英治 「三国志」
...冀州陣の行賞として...
吉川英治 「三国志」
...幽州(冀東)の方面では...
吉川英治 「三国志」
...いま冀城にいる姜維(きょうい)から...
吉川英治 「三国志」
...ただ彼として、籠城に際して、最も大きな苦痛だったのは、事急のために、糧米を搬入するいとまがなく、冀城の内にも、わずか十日に足りない食糧しかないことだった...
吉川英治 「三国志」
...冀城にのこしていた彼の母が...
吉川英治 「三国志」
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