...一に唯かの自由の本能の発達を冀(こひねが)ふが為のみ...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...閣下の内閣をして超然内閣の裝姿を脱せしむるの冀望ありしが爲めに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ自由黨多數の冀望なりや否やに付ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は單に藩閥の情弊を打破して憲政の實を擧ぐるを中心の冀望と爲したればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...到底言ふ可くして行ふ可からざるの談なるに於てをや若し侯の中心の冀望を言はゞ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...冀くはこの大吉一変して凶に返ることなかれ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わたしは聊(いささか)現代の空気に触れようと冀(こいねが)ったことである...
永井荷風 「十日の菊」
...唯知れずにいてくれるようにと冀(ねが)うばかりである...
永井荷風 「ひかげの花」
...この権威を最後最上の権威であれかしと冀(こいねが)うのは...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...朕は正義の光輝を国中に普及せしめんことを冀(こいねが)う」とあるけれども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...其願は一刻も早く成就せんことを冀ふものなり...
正岡子規 「読書弁」
...これが完成の時期を冀望(きぼう)せざるを得ないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...牛乳屋のボルレー真正に良牛乳を市民に与えんとの冀望より...
村井弦斎 「食道楽」
...無事に冀州へ入った...
吉川英治 「三国志」
...この冀州の領内へわざわざ帰ってしまったことである...
吉川英治 「三国志」
...冀州の動揺はいうまでもない...
吉川英治 「三国志」
...冀州城外三十里まで迫ったが...
吉川英治 「三国志」
...冀州城の地がよほど気に入ったとみえて...
吉川英治 「三国志」
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むくれる いても立ってもいられない 面がまえ
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