...折角だが御依頼通りになり兼ねると云ふ彼の返事は...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...人といふ見地からすれば一人で総てを兼ねることは出来ません...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...「自分の口からは言い兼ねるし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...そんな時自分にも実行出来兼ねる事を尤もらしく言ひ聞かせる者が...
薄田泣菫 「茶話」
...芸者とも令嬢とも判断のつき兼ねる所はあるが...
谷崎潤一郎 「秘密」
...博士は庸三に気を兼ねるように...
徳田秋声 「仮装人物」
...じつを申せばあまりと見兼ねる振舞いが多いからなんでございますよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...この小娘一人を水上に扱い兼ねる代物(しろもの)ではないはずなのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜の明けるのを待ち兼ねるほどの大事があるのか」吟味与力(ぎんみよりき)筆頭...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...詳しくは申し兼ねるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四年越しの謎を解き兼ねる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きり出し兼ねる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金のことと女のことは相談に渡り兼ねるが――」「バカッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私もつい扱ひ兼ねるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは申上げ兼ねる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...比喩的に云へばその眞意を測(はか)り兼ねるものであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それにしても腑に落ち兼ねることがアンマリ多過ぎるので...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...他人の気を兼ねるとかの必要が...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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