...これだけの優雅な典麗な美婦人の純真な恋になぜ太子は面(おもて)を背けていられるのであろうかとつくづくそれを淋しく感ぜずにはいられなかったのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...荒唐にして典麗な...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...録音の新しくて典麗なシュナーベルを採(と)るのが本当だろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その典麗な顔をネジ曲げるような...
野村胡堂 「死の予告」
...トルワルドゼンの典麗な彫塑の前に長い間たたずんだり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それがいはゆる光悦風な今日にも殘るあの優雅にして典麗な繪をかくかと思へば...
吉川英治 「折々の記」
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