...その結果として典獄さん一人が表彰されたのみで他の看守さんたちは何一つも賞められなかつたのであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...昨日に至り愈公判開始の決定となり其決定書は午後六時木名瀬典獄の手を經て被告等に交附されたり...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...前の典獄室におけると同じように...
大杉栄 「獄中記」
...とうとう渡辺は典獄か看守長かの室に談判に行くことになった...
大杉栄 「続獄中記」
...法院の長官は怒って典獄を打ち殺させようとした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...彼は静坐せねばならぬ獄中においてすら、無事なる能(あた)わず、獄中の人を教化し、獄則を改良し、あるいは獄卒、監守、典獄の類まで、これを同化して自家の門弟たらしむるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...典獄が訪れてきたため恐ろしい不安におちいったが...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...典獄は司祭と話をしていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...私は典獄の室のつぎの小さな室に入れられた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...いつも典獄代理をする男だ...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...第七 就役一 典獄の訓誨(くんかい)伊勢へは我々一年半の刑を受けし人のみにて...
福田英子 「妾の半生涯」
...当典獄の配下の許(もと)に来りし上は申すまでもなく能(よ)く獄則を遵守し...
福田英子 「妾の半生涯」
...典獄は沈思(ちんし)してそうあろうそうあろう...
福田英子 「妾の半生涯」
...典獄は夫人に対(むか)って...
穂積陳重 「法窓夜話」
...当時の有名なる典獄石出帯刀(いしでたてわき)が囚人を解放した事実は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...典獄 James P. Corgan 氏の報告では...
牧逸馬 「双面獣」
...彼に心服している典獄の奉行が...
吉川英治 「三国志」
...典獄もいっていたが...
吉川英治 「三国志」
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