...このように具合の悪いことは酢を瓶に完全に満たし...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...具合の悪いことに瓢箪は彼の足からすこし離れたところに在つた...
芥川多加志 「四人」
...具合の悪い間柄になっていた...
太宰治 「十五年間」
...わしとしても具合の悪い事でしたが...
太宰治 「新ハムレット」
...すこし具合の悪いことが出来て...
田中貢太郎 「水魔」
...そのつどなにか具合の悪いところが感じられる...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そこへだんだん高くなる太陽が容赦なく具合の悪い頭を照らしたので...
夏目漱石 「行人」
...両方に具合の悪いこの沈黙を破つたのは私の方だつたらしい...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...更に具合の悪いことに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...或る理由でどんな村人に出遇っても具合の悪い状態であったから...
牧野信一 「ゼーロン」
...具合の悪いラヂオのやうな雑音が響いてゐる受話機を耳におしあてたまま...
牧野信一 「円卓子での話」
...元来本品は土産植物でないから何にか其処に具合の悪い原因があるのではない乎と考へられる...
牧野富太郎 「風に飜へる梧桐の実」
...どうも具合の悪いことを話した...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...けれどほかに具合の悪いところはありません」かれはそばへ寄(よ)ってわたしのうでにさわった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ひどく具合の悪い立場に立ってしまった...
山本周五郎 「新潮記」
...内部に具合の悪いところがあるのだが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ほかに何の具合の悪いこともない...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...僅かに水をかぶつた岩礁の鼻が河の中につき出ている特に具合の悪い地点で...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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