...だが何も買わずに食堂を出るのも具合が悪いので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...具合が悪いに決まっている...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ちょっとでも具合が悪いと...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...――随分可笑(おかし)なもんでした」「少し身体(からだ)の具合が悪いんだからね」「どうもそうらしいですね...
夏目漱石 「それから」
...「少し具合が悪いから...
夏目漱石 「門」
...具合が悪いか」「ハー...
久生十蘭 「湖畔」
...ちと具合が悪いから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...少し体の具合が悪いようなことも奥さんが帰りがけにちょっと話しておられたので...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
......
牧野信一 「秋晴れの日」
...」「独りで見てゐるのは具合が悪いから貴君の仕事の見物をしてゐるやうな者として...
牧野信一 「熱い風」
...馬車だけを引いて帰るのも具合が悪いと思つて...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...頭布の裏の赤い更紗が眼にぶつかつて具合が悪いので...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...弱い! と云ふのも何だか具合が悪いやうな...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...三郎はちょっと具合が悪いようにそこにつっ立っていましたが...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...何だか具合が悪いといって...
柳田国男 「故郷七十年」
...今日はまた胃の具合が悪い...
山本周五郎 「青べか日記」
...どっちのためにも具合が悪いからである...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...彼は京子の力の抜けたくたくたな躰を、レールに載せると、――その間は、躰の具合が悪い、というのを口実にして、汽車は、非番の倉さんに代ってもらっていた――すぐ岩ヶ根の隣駅、Tに駈つけ滑りこんで来た列車を捕えて、倉さんと交代した...
蘭郁二郎 「鉄路」
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