...いかにも俺が艦長の命令を自分勝手に変更したようなことになって具合が悪い...
石川欣一 「比島投降記」
...炎症は胆汁の具合が悪いことにより...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...行ってみて具合が悪いようだったらすぐ帰ろう...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...具合が悪いんですよ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...一寸具合が悪いではないか...
戸坂潤 「社会時評」
...具合が悪いに決まっている...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ちょっとでも具合が悪いと...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...今朝から寝込んでしまいました」「お吉も頭が痛い?」「どうもお天気具合が悪いせいでございましょうよ」主膳はこの時気の毒だという感じがしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...――随分可笑(おかし)なもんでした」「少し身体(からだ)の具合が悪いんだからね」「どうもそうらしいですね...
夏目漱石 「それから」
...あいにく政樹公は先刻(さっき)具合が悪いとかで家(うち)へ帰った後であった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...――それではかえって具合が悪いから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...サトーリスの具合が悪いのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...とても具合が悪いそうで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...弱い! と云ふのも何だか具合が悪いやうな...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...三郎はちょっと具合が悪いようにそこにつっ立っていましたが...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...具合が悪いからと云って早く寝た...
山本周五郎 「追いついた夢」
...説明役にまわらないとドウモ具合が悪いのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼は京子の力の抜けたくたくたな躰を、レールに載せると、――その間は、躰の具合が悪い、というのを口実にして、汽車は、非番の倉さんに代ってもらっていた――すぐ岩ヶ根の隣駅、Tに駈つけ滑りこんで来た列車を捕えて、倉さんと交代した...
蘭郁二郎 「鉄路」
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