...今君が自分の経歴を語ったような具合いに...
岩野泡鳴 「猫八」
...私はすこしからだ具合いを悪くして寝たり起きたり...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...何か具合いの悪い事でも起って...
太宰治 「親という二字」
...けれどもその虫のよい考えがあまり目立っても具合いが悪いので...
太宰治 「風の便り」
...それからまたお酒という具合いに...
太宰治 「酒の追憶」
...からだ具合いを悪くして...
太宰治 「酒の追憶」
...交際をお願いしているというような具合いなのである...
太宰治 「水仙」
...酒は体質に依(よ)ってはかえって具合いのいいことがある...
太宰治 「雀」
...生活の方便にしていらっしゃったというような具合いなのでした...
太宰治 「千代女」
...みるみる同じ形の同じ毛並の犬に変り降雪のちまたを駈けめぐるという具合いになるのでした...
太宰治 「人間失格」
...実に素直に今迄のからだ具合いを告白し...
太宰治 「人間失格」
...という意味で自由の三十分間を与えられているような具合いのものらしいが...
太宰治 「パンドラの匣」
...しかも摩擦の具合いは...
太宰治 「パンドラの匣」
...こんな具合いに風邪(かぜ)をひくものである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」彼は扉(とびら)の具合いが悪くてその音が病人の目をさまさせるかも知れないことをちょっと注意して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...潮の具合いでタイタニックの左舷船首の前方に廻って...
牧逸馬 「運命のSOS」
...(この日は太宰さんがお決めになった日)……そしたら女将が「山崎さんが直ぐ前にいるから具合いが悪いけれど...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...こんな風に荷物の積み具合いからして...
山之口貘 「ダルマ船日記」
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