...こんな具合いに考えていたのです...
太宰治 「嘘」
...何か具合いの悪い事でも起って...
太宰治 「親という二字」
...自分に利益を齎(もた)らすような具合いのよい二...
太宰治 「風の便り」
...一人として奥さまのお具合いの悪いのを見抜けなかったようでした...
太宰治 「饗応夫人」
...という具合いに考えて来ると...
太宰治 「水仙」
...交際をお願いしているというような具合いなのである...
太宰治 「水仙」
...みるみる同じ形の同じ毛並の犬に変り降雪のちまたを駈けめぐるという具合いになるのでした...
太宰治 「人間失格」
...その質入が老母に知れるとまことに具合いが悪い...
太宰治 「人間失格」
...私の妻のすぐの妹という具合いになっている二十六だか七だかの娘がひとり住んでいるきりであった...
太宰治 「薄明」
...疎開人として最も具合いのよかったほうらしいのだから...
太宰治 「薄明」
...という意味で自由の三十分間を与えられているような具合いのものらしいが...
太宰治 「パンドラの匣」
...ちょうどいい具合いにお前が睦子を連れて東京から帰って来た...
太宰治 「冬の花火」
...胃の具合いが悪かったのでね...
太宰治 「渡り鳥」
...潮の具合いでタイタニックの左舷船首の前方に廻って...
牧逸馬 「運命のSOS」
...濠洲からダアバンまでのワラタの揺れ具合いで...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...(この日は太宰さんがお決めになった日)……そしたら女将が「山崎さんが直ぐ前にいるから具合いが悪いけれど...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...懐(ふところ)具合いは割り合いにいい事が推測されるであろう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...それに相手がフランス人だからどんな具合いに誘惑するとも限らないと思って...
横光利一 「旅愁」
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