...けれどもその虫のよい考えがあまり目立っても具合いが悪いので...
太宰治 「風の便り」
...けさほど東京の北さんのお宅から金木の家へ具合いの悪い電報が来ていて...
太宰治 「帰去来」
...一人として奥さまのお具合いの悪いのを見抜けなかったようでした...
太宰治 「饗応夫人」
...一たいどんな具合いか...
太宰治 「禁酒の心」
...はなはだ具合いがわるいと思ったので私はソファから身を起して...
太宰治 「故郷」
...生活の方便にしていらっしゃったというような具合いなのでした...
太宰治 「千代女」
...天の潮路のまにまに素直に進んでいるという具合いなのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...という意味で自由の三十分間を与えられているような具合いのものらしいが...
太宰治 「パンドラの匣」
...小雲雀(こひばり)という具合いにも聞えるので...
太宰治 「パンドラの匣」
...こんな具合いに無理をして生きているのかも知れない...
太宰治 「パンドラの匣」
...こんな具合いに落ちついて...
太宰治 「パンドラの匣」
...うまい具合いに泡が立たないのだ...
太宰治 「不審庵」
...ちょうどいい具合いにお前が睦子を連れて東京から帰って来た...
太宰治 「冬の花火」
...甚(はなは)だ具合いの悪い感じのものである...
太宰治 「やんぬる哉」
...胃の具合いが悪かったのでね...
太宰治 「渡り鳥」
...濠洲からダアバンまでのワラタの揺れ具合いで...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...(この日は太宰さんがお決めになった日)……そしたら女将が「山崎さんが直ぐ前にいるから具合いが悪いけれど...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...懐(ふところ)具合いは割り合いにいい事が推測されるであろう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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