...其所(そこ)から徒歩(とほ)で...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...其所(そこ)から達(たっ)しが私の処へもあったのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...其所(そこ)で二年ぶりに手入れをした道具を備え...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...すぐ其所の鶏鳴館と云ふのに来てゐるんです...
田中貢太郎 「蟇の血」
...家はつい其所(そこ)ですから...
田中貢太郎 「陸判」
...平岡と連(つ)れ立(だ)つて其所(そこ)の敷居(しきゐ)を跨(また)ぎながら互に顔を見合せて笑つた事を記憶してゐる...
夏目漱石 「それから」
...其所(そこ)に一人(ひとり)の骨骼(こつかく)の逞ましい三助(さんすけ)がゐた...
夏目漱石 「それから」
...其所(そこ)いらを逍遥(ぶらつ)いた...
夏目漱石 「それから」
...――其所まで来て...
夏目漱石 「それから」
...其所(そこ)から大根河岸(がし)を回って...
夏目漱石 「それから」
...其所(そこ)に至って...
夏目漱石 「それから」
...しかし御常は其所(そこ)で留まる女ではなかった...
夏目漱石 「道草」
...其所の腰掛の後部(うしろ)は高い屏風(びょうぶ)のように切立(きった)っているので...
夏目漱石 「道草」
...貴方(あなた)の関係した事じゃありません」島田は其所(そこ)まで来て黙った...
夏目漱石 「道草」
...其所(そこ)で仕事(しごと)をしてゐると...
夏目漱石 「門」
...其所(そこ)には大(おほ)きな圍爐裏(ゐろり)が切(き)つてあつた...
夏目漱石 「門」
...自然其所に裝飾が出來て萬事圓滑に行くのである...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...けれども各自(てんで)に一時間半(じかんはん)か其所(そこ)いら走(はし)り續(つゞ)けた時(とき)に...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
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