...即ち其れ丈けの程度に於て必ずヘーゲルの所謂擧揚(アウフヘーベン)されたる契機(モーメント)として將來の人文中に永久に生きて行くべき者であると私は信ずるのであります...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...併し其れ丈で滿足することが出來ぬ...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...此の令閨が理想に勝つてゐる丈け其れ丈け那処(どこ)か情愛が欠けてゐるので...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...果して僕にも其れ丈(だけ)の活力(タリテ)があるか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索