...其から妓館を見物しに...
芥川龍之介 「上海游記」
...其から長い錐のやうなもので突いて出しやはります...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...其から又寂光院を顧みた...
高濱虚子 「俳諧師」
...其から三藏は今迄の自分の句に慊(あきた)らずなつて頻りに客觀的の句と思はるゝものを作つた...
高濱虚子 「俳諧師」
...店を人手に渡したのは其から間もなくであつた...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...其かわり夏の出水には堤を越して畑に溢(あふ)れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其から長いこと掛って髪を結う...
二葉亭四迷 「平凡」
...其から二三時間もマジリ/\してゐて...
三島霜川 「昔の女」
...其から間もなく由三は...
三島霜川 「昔の女」
...其から四五年も經ツて...
三島霜川 「昔の女」
...)其からタイラーは人柱の代りに獨逸で空棺を...
南方熊楠 「人柱の話」
...其から甲子夜話二二に大阪城内に明ずの間あり...
南方熊楠 「人柱の話」
...其から Whittier にかえり...
宮本百合子 「「黄銅時代」創作メモ」
...――そのうめ合せにきのうは其から二人の子供をうちへつれて来て御飯をたべさせて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お送りするのは其からね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...其から太郎がせがむので二階へ臥かせて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...入浴する前後のわづかな閃きに似たところで其かがやきが見られるとしたら...
室生犀星 「帆の世界」
...其からさきの豫定がまだ判然と頭のなかに出來てゐなかつた...
若山牧水 「熊野奈智山」
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