...其守庭吏(しゆていり)と爲るや...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...亞硫酸瓦斯及び鹽素瓦斯其主要なるものものにして...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...其筈だ、眞の鬼が人間の作つた法律の網などに懸るものか...
石川啄木 「雲は天才である」
...其二夜を遺憾乍ら屋根の下にのみ明かして了つたのである...
石川啄木 「葬列」
...が、其の日の夕方、劍持と私と連れ立つて歸る時、玄關まで來ると、一足先に歸つた筈の高橋が便所から出て來た...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...其他の多くの共産主義の首領とした話で...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...とにかく先刻までは、其の金で、どんないやな思ひをしたにしろ、もう自分の手で自由に使ふことの出来る金だと思ふと何となく、追つかけ/\強い口をきいてゐる母親に対して、皮肉な嘲笑を投げたくなるのだつた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...正直にいったら『浮雲』も『其面影』も『平凡』も皆未完成の出来損(できそこ)ないである...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...其から第二の梯子は無造作に登れたが...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...今日其篇を終へらる...
太宰治 「右大臣実朝」
...面子は其本質に於て支那人の生活形式の一種である...
橘樸 「支那を識るの途」
...テラモニデース・アイアース其時口を開き曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其等も私のやうな世間から引込んでゐる者には...
中島敦 「かめれおん日記」
...其説ハ 公ノ総説中ニ在リ...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...おお其の若衆の顔の恐ろしさ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...又斎が特に其俳句を示さうとしたことより推して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...女はダンヌンチヨが黒奴や其他の野蛮人を下部(ギヤルソン)に使つて得意になつて居ると云ふことを話した...
與謝野寛 「素描」
...其處で東京から一緒に來た兩人に別れて私だけ沼田の方へ入り込む...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??