...其処にあつた枕をひつ掴んで...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...そして其所(そこ)から海(うみ)までの距離(きょり)がたった五六間(けん)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...所謂俗人と文學者との間の間隔といふ事が其の時二人の心にあつた...
石川啄木 「硝子窓」
...其處(そこ)で倒(たふ)れまいと...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...其の言葉に違ひありませぬ...
泉鏡花 「印度更紗」
...其処を半日の間一家の中心にしてゐたのだつた...
犬養健 「朧夜」
...其禿頭(そのはげあたま)だの...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...其の外に Basic が代用語句を見出さなければならなかつた語が30個*ある...
高田力 「ベーシック英語」
...そこで自然科学にとっての自然は(自然科学の代表者としては物理学を考えるべきであった)、自由行為者としての人間をば、凡ゆる意味に於てその対象界から除外することを、其理想とする...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...軍部少壮分子の内には北一輝其他の政治思想体系などが行なわれるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...當時の信用すべき歴史家も其事を明かに認めてゐる...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
......
永井荷風 「偏奇館漫録」
...其の名も一向覺えない...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
......
樋口一葉 「闇桜」
...其の生涯の孤獨といふ考には心(こゝろ)から同情(どうじやう)しながらも...
三島霜川 「虚弱」
...其父楽春院は元堅である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其奴(そいつ)はきょうあたり大丈夫で...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...其れが貢さんには...
與謝野寛 「蓬生」
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