...日本の対ソ兵備は次の二点については何人も異存のないことである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...而して日ソ両国極東兵備の差は僅々数年の間にこんな状態となったのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...満州国のソ領沿海州に対する有利な位置は在満州国の兵備が充実しておれば間接に新疆方面をも防衛することとなる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...今や財利はことごとくこれを兵備のために併呑せられ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かえってその兵備拡張の手段なるものは兵備拡張の目的を遮断(しゃだん)するの大敵たることを忘却したるはなんぞや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...すなわち富にあらざれば兵備を保つあたわざるの必要はかのビスマルクをして外交政略家の真相に貿易者の仮面を被らしめたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しかして今日においてはかの兵備なるものはひとり生産を保護するの必要品にとどまらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あるいは曰く「一国の光栄を維持するには実に兵備を仮らざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しかれども論者の言のごとくはたして兵備をもって一の驕奢品(きょうしゃひん)なりとせば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...日本国中千種万様の兵備では...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...租税収入を考慮に入れても兵備に費す余裕はなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...兵備、怠り給うな)という忠言だった...
吉川英治 「三国志」
...文化も兵備も活発だった...
吉川英治 「三国志」
...なぜなら、遷都のあと、宮門そのほか、容(かたち)はやっと整えましたが、莫大な建築、兵備施設などに、多くを費やしたばかりのところですから」「む、む……して」「ですから、玄徳、呂布に対しては、どこまでも外交的な手腕をもって、彼らを自滅に導くをもって上策とします」「それは同感だ...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに兵備にかかった...
吉川英治 「三国志」
...しかも相手が相手ですぜ」「よほどな兵備で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...敵の梁山泊も昨今では一大強国ほどな兵備もあるよし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...兵備も進められているらしいという...
吉川英治 「平の将門」
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