...ひたと共鳴する不思議な響きが潜んでいた...
有島武郎 「或る女」
...共鳴するとか何とか唱えて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...共鳴する作品というものは...
上村松園 「靄の彼方」
...4.かれの理想主義的な素質に對して私は非常に共鳴するところがある...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...心から共鳴する青年が続々とあらわれて...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...鏡花の作と共鳴するのも尤もだといふやうなところも段々飲込めて来た...
田山録弥 「雨の日に」
...岩野の持つてゐるものにも共鳴することは十分に出来た...
田山録弥 「閑談」
...一番他と共鳴するのである...
田山録弥 「小説新論」
...空に漂う楽のねに心上の琴線が共鳴するのでもない...
津田左右吉 「芸術と社会」
...速水御舟(はやみぎょしゅう)の「家」の絵は見つけどころに共鳴する...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...愛の人『ザメンホフ』の主旨に頗る共鳴するところあり...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...手を挙げて共鳴するような...
中里介山 「大菩薩峠」
...その通りだ」と共鳴する者がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...人間本位の言論に共鳴する...
蜷川新 「天皇」
...共鳴する日本人も...
蜷川新 「天皇」
...芥川君に共鳴する所が多くあつた...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...そのころの学生がなんとなくこれに共鳴するのあまり...
柳田国男 「故郷七十年」
...真剣になって共鳴する者が無かったらしく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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