...公園は市民の共有物だ...
...公共の場での喫煙は共有物の空気を汚染することになる...
...社員間での共有物の使用に関するルールを定めた...
...この家は兄弟たちの共有物になる予定だ...
...共有物の管理については、全員が責任を持つ必要がある...
...バビロニアのみならず一体に西方諸国の科学がついに民衆の共有物とならずにしまったのは非常な損失であった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太青洋は、両国の共有物で、緩衝地帯などとは、けしからん約束手形だ...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...同日現在においてバルセローナ銀行員たりし者の共有物として右マジャルドー氏への贈呈財産中より除外し...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ナオミさんを共有物にしていたんです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そうした公衆の共有物だけが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...即ち君主は貴族階級の共有物で...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...茶館のような大衆の共有物となる事は...
中井正一 「集団文化と読書」
...一軒の家が一昼夜ずつの権利を持っている共有物でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...塾生の誰(たれ)か所持して居るその刀が恰(あたか)も共有物で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...長いあいだ用いられてきた権利によってよほど昔から庶民の共有物となっているように思われる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...ギリシャ神話は全世界の、そしてまた、すべての時代を通じての、共有物です...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...あの骨の女性は父とその兄との共有物...
松永延造 「職工と微笑」
...扨是迄(これまで)の假名は國民の共有物である...
森鴎外 「假名遣意見」
...女は又ロオドと己との共有物になりたさうな素振をして来た...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...めいめいの共有物でございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酔墨淋漓として「花柳元是共有物」などと云ふ乱暴な文句が読まれたりする...
吉井勇 「青春回顧」
...全社員の解散が必然とされると、その金庫が、共有物のやうに、みなの眼から監視され出した...
吉川英治 「折々の記」
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