...九月三十日彼はレオと共に山を降りた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼と共にあったアパリの仮収容所だけだったのも事実だが...
石川欣一 「比島投降記」
...仲間があれば共にやり...
石川三四郎 「半農生活者の群に入るまで」
...ガーンという音と共に...
海野十三 「くろがね天狗」
...「へえ参りました」という運転手の声と共に下されてしまった...
海野十三 「深夜の市長」
...すなわち事実からいうと一番日が長くって夜の短いのは夏でありますから「日永」「短夜」共に夏の季題とすべきでありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...老少共に魂を失ひ...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...万人と共に共鳴することが出来るのである...
田山録弥 「心理の縦断と横断」
...科学は客観的な実在自身(それはそのものとしては不可知な筈だ)に基いて考察されるべきではなくて、却って、カントと共に、主観の観念性に基く何等かの原理に沿うて、考察されなければならぬ...
戸坂潤 「科学論」
...弾薬庫の中に他の同類と共に蓄積され...
豊島与志雄 「書かれざる作品」
...そこで我々の俳句は子規の発達と共に発達したのでその後は半翠氏等の旧派連と出逢う機会もなかったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...光明皇后は癩を病むものと共に入浴してその垢を掻(か)けり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...お貞さんが去ると共に冬も去った...
夏目漱石 「行人」
...いささかの得意感と共に帰ってくると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ただ子等の楽しき家と続けかしわが学院の敷石の道文化学院の学監としての女史の面目がこんなによく出て居る歌はないと共に...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...親戚の親戚に達して同時に幾家の歓(よろこび)を共にすべし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...自分は夫人の親切と共に此(この)家の清潔なのと湯槽(ゆぶね)があつて入浴の自由なのとを嬉(うれ)しいと思つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...共に涙をふきながら...
吉川英治 「三国志」
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