...そうしてそれと共に...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...共にまさしく握っているものは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...明治四年の廃藩置県に依つて青森県の誕生すると共に...
太宰治 「津軽」
...日本人のいう東洋には初から文化国としての支那が含まれていると共に...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...それ故光線と共に進む媒質と之に逆う媒質とによって...
戸坂潤 「科学方法論」
...所謂モダーニズムは(カトリックのモダーニズムと共に銀座のモダーニズムなども論外として)この近代性という照明の影に過ぎない...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...三度目に促すと共に「煩いっ」左源太が...
直木三十五 「南国太平記」
...獣皮と共にこれを身にまとう...
中島敦 「狐憑」
...遅くまで子があつたと見えて夫婦共に七人の家族だといふことを聞いて居た...
長塚節 「隣室の客」
...大きな不名誉を得ると共に...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...高杉・久米・轟・原・藤と石田も共に川口町の天華クラブへ食ひに行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その頃私は三人の友達と共にジヤガイモや唐もろこしを盗んで...
牧野信一 「船の中の鼠」
...然し私はあの報道を手にすると共に...
宮本百合子 「有島さんの死について」
...国民の前に自分たちの過去の積悪を愧(は)じ入ると共に摯実(しじつ)な内省の人に帰らざるを得ないであろう...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...共に、鞍上(あんじょう)の人となり、手綱をならべて、はや行きかける...
吉川英治 「私本太平記」
...夜の膳を共にしたときは...
吉川英治 「私本太平記」
...共に飢(う)え死に申さるべく候...
吉川英治 「日本名婦伝」
...黒光りな柱などと共に...
吉川英治 「山浦清麿」
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