...小波(さざなみ)先生も四六君も共々(ともども)その頃は永田町なる故一六(いちろく)先生の邸宅にまだ部屋住(へやずみ)の身であったのだ...
永井荷風 「日和下駄」
...だからわしらも共々に赤布(ムレエータ)であしらう...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...共々に大笑(たいしょう)した事がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...愈よ戦端(せんたん)を開く時には英国と共々に軍艦を以て品川沖を暴(あ)れ廻(まわ)ると...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...双方共々に道徳の教(おしえ)もあり...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」と閑吉と共々に立ちあがつて...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...皆な共々に極度の疲労の痕が痛々しく...
牧野信一 「ゾイラス」
...斯んな風な状態で周子達と共々此処に引寵つてゐるのも「一寸アブノルマルな感じがして悪くもない...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...吾等のスターのためにプロウジツトだ! といふことになると舅も娘も婿も漸く相和して共々に盃を挙げる……...
牧野信一 「円卓子での話」
...人が共々に同じ飲食を...
柳田国男 「年中行事覚書」
...順まわりに宿をして共々に神を祭るという団体は多かったのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...やがて共々、馬を揃えて、道をいそぐ...
吉川英治 「三国志」
...共々落ちゆく者どもでござりまする」そこではみな...
吉川英治 「私本太平記」
...共々(ともども)に謡(うた)われよ」宗治は...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしも共々に欣びましょう...
吉川英治 「親鸞」
...共々によろこんでくれい」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...わしも共々欣ばしい』『皆...
吉川英治 「山浦清麿」
...そのような仕事に対しボイル博士と私共々協力するに吝かではありません...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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