...(どう)と衝(つ)き當つて二人共々重なり合ふ事もある...
石川啄木 「葬列」
...予(わし)も共々(とも/″\)目覺(めさめ)まで番(ばん)をして...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...お悦は真赤な頬をふくらし乳母も共々...
永井荷風 「狐」
...清も女房共々順天堂へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...古賀氏共々...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺・八千草・青山も共々行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幾度か共々に旅行などを試みてゐた程なのだつたが...
牧野信一 「淡雪」
...善蔵の下宿に妻子共々厄介になつたり...
牧野信一 「交遊記」
...久良は共々に悦ぶことが出来なかつた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...共々に円周圏を抜け出て...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...饒舌(おしゃべり)なAや気難(きむずか)し屋なBと共々打ち連れて...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...お好きな苺も食べ過ぎないやうに母共々御注意申します...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...早くから共々に祀っていたのが...
柳田國男 「日本の伝説」
...返す返すの御親切……関所の手形は仇討(あだうち)の免状と共々に確(しか)と所持致しておりまする...
夢野久作 「斬られたさに」
...助太刀と共々三人が...
夢野久作 「斬られたさに」
...吾輩は敢(あえ)て断言する……諸君も吾輩も共々に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...劉表は郭外三十里まで出迎え、互いに疎遠(そえん)の情をのべてから、「この後は、長く唇歯(しんし)の好誼(よしみ)をふかめ、共々、漢室の宗親たる範を天下に垂れん」と、城中へ迎えて、好遇すこぶる鄭重であった...
吉川英治 「三国志」
...共々(ともども)に謡(うた)われよ」宗治は...
吉川英治 「新書太閤記」
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