...六尺棒を手に持ち...
井上円了 「おばけの正体」
...怪我をするな」六尺棒だとか...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこへ行かっしゃる」辻番の中で六尺棒を持った屈強な足軽が...
中里介山 「大菩薩峠」
...片手には夜番の者が持つような六尺棒をついて...
中里介山 「大菩薩峠」
...みんなお返しをしていただいて参りました」「なるほど」六尺棒が合点(がてん)したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...四十五六尺棒を携えた軽格の士が...
中里介山 「大菩薩峠」
...退かぬと力ずくで退かせるぞッ」二三本の六尺棒が前後からお美乃の白無垢を押えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...入山禁制の制札が見えぬかッ」六尺棒を鳴らしてワメキ立てるのです...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...また急にはげしく聞えて来はじめたエジャナイカのどよめきに耳を傾けるようにして黙っている――間)(六尺棒をかい込んだ番太...
三好十郎 「斬られの仙太」
...しかしそのとき、稽古着のままの平手がとびだして来、六尺棒を持って、その侍の前に立塞(たちふさ)がった...
山本周五郎 「花も刀も」
...六尺棒をかいこんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...六尺棒を小脇にしたまま...
吉川英治 「江戸三国志」
...六尺棒を持ち直し...
吉川英治 「大岡越前」
...握りしめた六尺棒の力も抜け...
吉川英治 「大岡越前」
...六尺棒を突いて歩いた...
吉川英治 「大岡越前」
...たちまち八方からふり出された六尺棒に脛(すね)を払われてドスーンともんどり打ってしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...中は、土間二坪(つぼ)に床が三畳、町印の提灯箱やら、六尺棒、帳簿、世帯道具の類まであって、一人のおやじが寂然(じゃくねん)と構えている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...六尺棒を中に隔てて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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