...王公達が宮殿を訪れた...
...何かのはずみに目を瞠(みは)って「乃公達だって以前は――てめえよりゃよッぽど豪勢なもんだぞ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...何しろ身分は伯爵の公達(きんだち)である...
内田魯庵 「犬物語」
...まして年取った内閣の諸公達自身に判る筈はないのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...容貌(ようぼう)をはじめとして何から言っても同等の公達(きんだち)のあるわけはない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは始終中将といっしょに遊んでいる公達(きんだち)のすさびであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...近江の君はこのまれな品行方正な若公達(きんだち)を指さして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...賀茂祭りの日などは見物に出る公達(きんだち)がおおぜいで来て誘い出そうとするのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...年齢よりも大人(おとな)びて感じのよい若公達(わかきんだち)になっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昼間玉鬘(たまかずら)夫人の前へ現われたこの人よりもやや年長の公達(きんだち)も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間のこととしても、人の新しい愛人に対するよりも、古い妻に同情は多く寄るものであるから、院に奉仕する上下の役人たちも、貴(とうと)い御地位にあらせられる后の宮、女一の宮の女御のほうに正しい道理のあるように見て、新女御のことは反感を持って何かと言い歩くというような状態になったのを、兄の公達らも、夫人に、「だから私たちの申したことは間違っていなかったでしょう」と言って責めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一昨年の春薫に伴われて八の宮の山荘をお訪ねした公達(きんだち)は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴公達が肥後の御仁という事もわかったが...
夢野久作 「斬られたさに」
...信孝の公達(きんだち)を始め勝家...
吉川英治 「新書太閤記」
...お気のよい公達(きんだち)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「花山院の御公達が見えられて...
吉川英治 「親鸞」
...五歳から三十前の公達どもは...
吉川英治 「平の将門」
...公達たちがまた、鞠(まり)を蹴っているのであろう...
吉川英治 「源頼朝」
...平家の公達(きんだち)などのやっている恋の戯(たわむ)れだの歌舞宴遊(かぶえんゆう)だのという生温(なまぬる)い青春を倣(なら)おうとはしなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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