...王公達が宮殿を訪れた...
...何れ由緒(ゆゐしよ)ある人の公達(きんだち)と思はれたり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...公達だちの間には喧しく品定めされてゐるといふことが常に呉葉の耳に入つた...
田山花袋 「道綱の母」
...御当代の公達(きんだち)を呪う輩を...
直木三十五 「南国太平記」
...二十六かの高村卿と呼ばれた公達(きんだち)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴公達も知っての通り...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...公達らは立って顔を見合わせている...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...公達(きんだち)に狐ばけたり宵の春飯盗む狐追ふ声や麦の秋狐火やいづこ河内(かわち)の麦畠麦秋(むぎあき)や狐ののかぬ小百姓秋の暮仏に化る狸かな戸を叩く狸と秋を惜みけり石を打(うつ)狐守る夜の砧かな蘭夕狐のくれし奇楠をん小狐の何にむせけん小萩原小狐の隠れ顔なる野菊かな狐火の燃えつくばかり枯尾花草枯れて狐の飛脚通りけり水仙に狐遊ぶや宵月夜怪異を詠みたる者...
正岡子規 「俳人蕪村」
...内大臣の供をして来た公達(きんだち)などはたまさかの会合が朗らかに終わったのは何の相談があったのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ここのがすぐれたように公達(きんだち)は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...年齢よりも大人(おとな)びて感じのよい若公達(わかきんだち)になっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたのりっぱな娘さんを入り用だと思う公達(きんだち)はなさそうだね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...左大臣家の公達(きんだち)なのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...時めく近衛大将軍家の公達(きんだち)とはなったのである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一門の勇将や柔弱な公達や...
吉川英治 「随筆 新平家」
...公達(きんだち)として...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おちいさい公達(きんだち)たちのご先途...
吉川英治 「源頼朝」
...常磐(ときわ)どのの公達とか...
吉川英治 「源頼朝」
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