...生活内容に對する――眞正の意味に於いて自己の「現實」に對する――公正な氣取り氣のない自覺は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...公正なる情ならば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...高所大所より観察して公正なる判断を下し独自の識見を持たねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...公正なる批評に依ってここに輿論というものも現れて来る...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...良心が(良識さえもだが)決して公正な証人でないことは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...ただ人殺しで泥棒の自分一人だけが公正なキリストの教会だ』これはちょっと言いにくいことです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして公正な批判を甘受するがよい...
豊島与志雄 「月評をして」
...クリストフの公正な心はそれに深く傷つけられた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天下一人(いちにん)の公正なる人格を失うとき...
夏目漱石 「野分」
...公正な論を主張した山内容堂(やまのうちようどう)は...
蜷川新 「天皇」
...自分が公正な上役であることを示そうとする何か特別の理由があるのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...あまり公正な立場で洗いたてられると...
久生十蘭 「ノア」
...公正な神様とこの問題について語っているのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「代言人が公正な判決をえたいと思うなら裁判官に怒りを吹きこむがよい」とも言う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「有用なことと公正なこと」損得と正邪のいずれを優先すべきかというような意味で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)一般的な公正な動機にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は自分の観たところから公正な判断を下したまでだと思っているし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...富める消費者は単に彼れの公正なる分前を支払うに過ぎないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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