...さうして平生あなたがかう云ふ問題には公明正大な事をよく承知してゐるから...
芥川龍之介 「俳画展覧会を観て」
...而(しか)して新日本の教育はこの公明正大なる人道を根底として...
大隈重信 「日本の文明」
...店主が公明正大な商売をして居れば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...公明正大なる朝帰り! 五臓六腑にしみわたる朝酒のほろ酔機嫌で!雑魚を焼きつつ...
種田山頭火 「其中日記」
...ヴァランタンさんは公明正大な方である...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...これは公明正大な金を多少持っていたので...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...公明正大な日本人の風上にも置けない人間だ...
戸坂潤 「社会時評」
...虫どもの公明正大な性行為は...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...何処までも公明正大なる君民一体...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...彼の悲劇なる死際(しにぎわ)の公明正大なのに持って行きたいと思う...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...わたしという人間は完全に公明正大なんですから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...俺がやってるのは公明正大な取引なんだぜ...
久生十蘭 「魔都」
...公明正大な人間となってゆくために...
宮本百合子 「新しい躾」
...公明正大な人間を作ろうとするのは...
宮本百合子 「新しい躾」
...そのような公明正大な性のあらわれに対して...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...僧都さんの性質は僧というものはそんなものであるという以上に公明正大なのですからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その公明正大なる判断による満場の御賛同を得た後に...
夢野久作 「霊感!」
...わしはその公明正大な厳罰と明賞を行おうとする者だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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