...さうして平生あなたがかう云ふ問題には公明正大な事をよく承知してゐるから...
芥川龍之介 「俳画展覧会を観て」
...君はいつもかわらぬ忠実な善良な公明正大な友であってくれる...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...それは公明正大なる大統領ローズベルトの教書が...
大隈重信 「日本の文明」
...一に公明正大なる人道を根底とせる独立自由の教育が...
大隈重信 「日本の文明」
...店主が公明正大な商売をして居れば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...公明正大なる朝帰り! 五臓六腑にしみわたる朝酒のほろ酔機嫌で!雑魚を焼きつつ...
種田山頭火 「其中日記」
...ヴァランタンさんは公明正大な方である...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...しかして吾人がこの材料を綜索(そうさく)考究(こうきゅう)したるはもっとも公明正大なるを信ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...虫どもの公明正大な性行為は...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...何処までも公明正大なる君民一体...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...貴方も公明正大なら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...わたしという人間は完全に公明正大なんですから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...譬(たと)えば天下に乞食を禁ずるの法はもとより公明正大なるものなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...狡猾卑劣な表情を持つてゐない公明正大な父の顏...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そのような公明正大な性のあらわれに対して...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...公明正大な事...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...最も公明正大な、且つ、最も遠まわしな科学的の方法によって、一分一厘の隙間(すきま)もなく私の心理を取り囲んで、私自身の手で直接に、私自身を彼女の恋人として指ささせようとしている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼が公明正大ならやって来ようし...
吉川英治 「三国志」
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