...さうして平生あなたがかう云ふ問題には公明正大な事をよく承知してゐるから...
芥川龍之介 「俳画展覧会を観て」
...偏(ひとえ)に汝等の公明正大なる心の判断に任せるより外に道がない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...君からも一つ僕の公明正大な不滿と渠の間違つた態度とを證明して呉れ給へ――僕はもう歸京するから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それは公明正大なる大統領ローズベルトの教書が...
大隈重信 「日本の文明」
...公明正大なる朝帰り! 五臓六腑にしみわたる朝酒のほろ酔機嫌で!雑魚を焼きつつ...
種田山頭火 「其中日記」
...これは公明正大な金を多少持っていたので...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...しかして吾人がこの材料を綜索(そうさく)考究(こうきゅう)したるはもっとも公明正大なるを信ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...公明正大な日本人の風上にも置けない人間だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...公明正大なる日本政府の措置を中外に彰表し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...公明正大なる日本政府の措置を中外に彰表し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...虫どもの公明正大な性行為は...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...自分のクライアントはこの上なく公明正大な動機から行動していると信じ込んでいるに違いない...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...俺がやってるのは公明正大な取引なんだぜ...
久生十蘭 「魔都」
...狡猾卑劣な表情を持つてゐない公明正大な父の顏...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...公明正大な事...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...公明正大なような気分で飲みだす...
山本周五郎 「青べか物語」
...最も公明正大な、且つ、最も遠まわしな科学的の方法によって、一分一厘の隙間(すきま)もなく私の心理を取り囲んで、私自身の手で直接に、私自身を彼女の恋人として指ささせようとしている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼が公明正大ならやって来ようし...
吉川英治 「三国志」
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