...公平に見たなら二葉亭の方が暴君で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...……よろしく公平に質問の要旨をお聴取りに相成ることを...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...君は船長さんと一緒に俺を公平に判断しておくれ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...又人民の租税などを寛大に公平に取る事といふ位なものでありまして...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...あるものは公平に評したら下らないだろうと思う...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...この歳になるまで独身で暮らしているんだよ」と一順列座の顔を公平に見廻わす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人は一応この三女子の顔を公平に見渡した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...公平に見て、彼は本当に姫を愛していました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...僕は公平に考えてお登和さんのために適当な良人だと思う」と言う処(ところ)一応の理なきにあらず...
村井弦斎 「食道楽」
...その子供たちに財産をわけるに当ってはなはだ公平に平等を守るという点でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしを不公平にも非礼にもあしらったのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...公平にわたしを批評しようとする者のためには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さもなくとも不公平になる点が多いから一様に差し控えた訳である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...公平に審理してみたまえ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...当然ふたりへ公平に分けられてくる...
吉川英治 「江戸三国志」
...棲息の地上分布といふ考慮と公平に缺けながら...
吉川英治 「折々の記」
...公平に観(み)ていることであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...力量公平に減殺(げんさい)されているのでいずれともいえない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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