...公平なものだった...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「かけっこ」
...世の中と云うものは実に不公平なものである...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...そしてどの種類もみんな不公平なく見舞ふ蟻達をもてなしてゐました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...従つて何事にも公平な批判をすることは出来ないやうに思はれます...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...教会が余を捨てざりし前は余は教会外の人を見る実に不公平なりき...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...これを公平な目から見ましたならば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...だから自然と公平な優劣判断のようなものが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかれどもいやしくも人民多数の愉快・満足・幸福の公平なる分配あらずんばかの金冕(きんべん)・鉄冠・天蓋(てんがい)・勲章の燦爛(さんらん)たるも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...それ自身公平な批評(自己批評)となる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それら任侠(にんきょう)公平なフランス人の魂に満ちていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれは喜んで彼に公平なる賛辞を呈するものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...公平な態度を執らなければならぬと思ふ...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...不公平なものであるよといはねばならぬ...
中原中也 「山羊の歌」
...俄然(がぜん)として不公平な感覚と変性(へんせい)しなければならない...
夏目漱石 「学者と名誉」
...自然は公平なもので一人の男に金ももうけさせる...
夏目漱石 「野分」
...公平なる着眼によらむといふのみ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...常識の公平なる着眼の義なることは此解を得て知りぬ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...この問題に関係のない人間を選んで公平な裁きをさせたいが...
山本周五郎 「落ち梅記」
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