例文・使い方一覧でみる「公」の意味
スポンサーリンク...――彼は「新生」の主人公ほど老獪（らうくわい）な偽善者に出会つたことはなかつた... 
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...乃公は未だあの醜い女房を愛しているのか...
太宰治 「竹青」
...安重根 （声を落して）自由人を標榜して伊藤公暗殺を計画したんです...
林不忘 「安重根」
...彼自身個人としては公生活の組織に関してかなりな興味をもっているが...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...伊藤公の信頼を藉つて自己の理想を実現せむとしたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...公羊傳の如きは春秋の傳ではあるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...まして、何れが正義、何れが不義と、判断のつかぬ騒動、斉興公に従うが、利益ゆえと――ただ、利益ゆえで、夫の意見に逆うなど、ちと、腑に落ちんこともある...
直木三十五 「南国太平記」
...自分は一生奉公させられちゃ諦（あきら）めきれまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...武家記録の皆無であることは論を費すまでもないが、公卿日記の方も、園太暦の時代に入るまでは、殆ど缺乏と云つてよろしい...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...経済学の知識の進歩によるより公平な土地生産物の分配が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...作者は一種の熱中をもって主人公葉子の感情のあらゆる波を追究しようとしていて...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...豊公旧築浪華城...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして公退後には士庶の病人に接して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ここにおわす徳川家（とくがわけ）の御公達（ごきんだち）に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さむらい奉公の眼目とするところは...
吉川英治 「新書太閤記」
...後にいたっていいことなのだ」「なぜでございましょう」「幕府の怒りを少なくする」「でも公然と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...法縄（ほうじょう）は公明に十手は正大にうごかなければならん」と中西弥惣兵衛...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その仕事が大きくなるに従って公共的な意義を獲得し...
和辻哲郎 「鎖国」
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