...目を廻した男も男だが、やがて事実を知って、夫人を実家にかえした旦那様が、夫人の居間や寝室の戸棚を調べると、驚くなかれ税金たった一万円ではないが、洋服が百二十五着、帽子が八十七個、靴が七十八足、靴下が三十ダース(この数字はもちろん正確ではない、いく分大袈裟だろうと思う)という始末である...
石川欣一 「山を思う」
...皆で十七八足あつた...
石川啄木 「道」
...その軸の前に置いてある朱塗の八足(はっそく)台の卓(しょく)も...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの朱塗の八足台の卓(しょく)や...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わが邦の今も小児のみか大人まで蟹の両眼八足を抜いて二※(つめ)のみで行(ある)かせたり蠅の背中に仙人掌(サボテン)の刺(とげ)を突っ込み幟(のぼり)として競争させたり...
南方熊楠 「十二支考」
...嘴鸚※(おうむ)のごとく八足あり〉...
南方熊楠 「十二支考」
...八足の正中に一足あるをいうと記せるごとき...
南方熊楠 「十二支考」
...八足または十二足を具え...
南方熊楠 「十二支考」
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