...四海八荒みなわが故郷なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...比良八荒(ひらはっこう)と申しまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...自(おのずか)ら八荒(こう)にふるった...
吉川英治 「三国志」
...旗列を八荒(こう)に布き...
吉川英治 「三国志」
...威震(いしん)八荒(こう)の許...
吉川英治 「三国志」
...しばし、うごくまいぞ」腰の筆苞(ふでづと)から絵筆を抜き、料紙綴(とじ)を片手にして立ち対(むか)うと、何と考えたか、八荒坊は、燕返りに飛びすさッて、「いや、今日はちと急ぎまする...
吉川英治 「私本太平記」
...八荒坊を打果すなど何の造作でもありません...
吉川英治 「私本太平記」
...菊王もすでに八荒坊の脚もとを抜き打ちにびゅッと低く薙(な)いでいたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...八荒坊一人の方が強かったということに尽きている...
吉川英治 「私本太平記」
...余裕綽々(しゃくしゃく)な八荒坊は...
吉川英治 「私本太平記」
...あたかも釣られたような振りをして来た八荒坊だったのかと...
吉川英治 「私本太平記」
...八荒坊はなお言った...
吉川英治 「私本太平記」
...甲羅返(こうらがえ)しにひっくりかえった八荒坊の忍ノ大蔵は...
吉川英治 「私本太平記」
...つき纒(まと)う八荒坊は...
吉川英治 「私本太平記」
...八荒(はっこう)の旗(はた)船上山の攻防は...
吉川英治 「私本太平記」
...山伏の八荒坊と姿を変えて...
吉川英治 「私本太平記」
...じつは「千早・金剛帖」と考えたりまた「八荒帖」「喪春帖」などと句作の苦吟でもするように迷って...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...いなずま八荒一(おや? ここでも会った...
吉川英治 「無宿人国記」
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