例文・使い方一覧でみる「八瀬」の意味


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...つい誘われて再び八瀬へ取って返し...   つい誘われて再び八瀬へ取って返しの読み方
岩本素白 「六日月」

...つまりは八瀬の蕗の薹と同じように...   つまりは八瀬の蕗の薹と同じようにの読み方
薄田泣菫 「艸木虫魚」

...たとへば京都の八瀬から鞍馬にかけてあの辺の住民達は...   たとへば京都の八瀬から鞍馬にかけてあの辺の住民達はの読み方
薄田泣菫 「独楽園」

...帰りに御室の仁和寺(にんなじ)の前を通ったので、まだ厚咲きの桜には間があることが分っていたけれども、せめて枝の下にでも休息して木(き)の芽田楽(めでんがく)をたべるだけでもと、幸子は貞之助を促して境内に這入(はい)ったが、ぐずぐずしていて日が暮れると、又もう一晩泊りたくなることが、毎度の経験で知れているので、嵯峨にも、八瀬大原にも、清水(きよみず)にも、方々に心を残しながら、七条駅に駈(か)け付けたのはその日の五時少し過ぎであった...   帰りに御室の仁和寺の前を通ったので、まだ厚咲きの桜には間があることが分っていたけれども、せめて枝の下にでも休息して木の芽田楽をたべるだけでもと、幸子は貞之助を促して境内に這入ったが、ぐずぐずしていて日が暮れると、又もう一晩泊りたくなることが、毎度の経験で知れているので、嵯峨にも、八瀬大原にも、清水にも、方々に心を残しながら、七条駅に駈け付けたのはその日の五時少し過ぎであったの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...八瀬(やせ)の方へ辿って行った千手丸の後姿が...   八瀬の方へ辿って行った千手丸の後姿がの読み方
谷崎潤一郎 「二人の稚児」

...四十八瀬川のほとりに組み立てられたバラツクへ御神輿が渡御された...   四十八瀬川のほとりに組み立てられたバラツクへ御神輿が渡御されたの読み方
種田山頭火 「行乞記」

...八瀬大原の方へと急ぎます...   八瀬大原の方へと急ぎますの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...自分は既に八瀬尾の谷を辭する積りであつたがお秋さんが自分の爲めに特に醋酸曹達を造つて見せるといふ事であつたから一日延すことにしたのである...   自分は既に八瀬尾の谷を辭する積りであつたがお秋さんが自分の爲めに特に醋酸曹達を造つて見せるといふ事であつたから一日延すことにしたのであるの読み方
長塚節 「炭燒のむすめ」

...家のさまは人を待つけしきにて庭には枝豆も作れりおもしろの八瀬の竈風呂いま焚かば庭なる芋も堀らせてむもの大原粽巻く笹のひろ葉を大原のふりにし郷は秋の日に干す寂光院途上鴨跖草の花のみだれに押しつけてあまたも干せる山の眞柴か寂光院あさ/\の佛のために伐りにけむ柴苑は淋し花なしにして堅田浮御堂小波のさや/\來よる葦村の花にもつかぬ夕蜻蛉かも廿九日...   家のさまは人を待つけしきにて庭には枝豆も作れりおもしろの八瀬の竈風呂いま焚かば庭なる芋も堀らせてむもの大原粽巻く笹のひろ葉を大原のふりにし郷は秋の日に干す寂光院途上鴨跖草の花のみだれに押しつけてあまたも干せる山の眞柴か寂光院あさ/\の佛のために伐りにけむ柴苑は淋し花なしにして堅田浮御堂小波のさや/\來よる葦村の花にもつかぬ夕蜻蛉かも廿九日の読み方
長塚節 「長塚節歌集 中」

...棚引(たなび)く霞(かすみ)は長(とこ)しえに八瀬(やせ)の山里を封じて長閑(のどか)である...   棚引く霞は長しえに八瀬の山里を封じて長閑であるの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...仮令(たと)い巨万の富あるも先ず其家を八瀬大原にして...   仮令い巨万の富あるも先ず其家を八瀬大原にしての読み方
福沢諭吉 「新女大学」

...つゝじ咲て石うつしたる嬉しさよ更衣八瀬(やせ)の里人ゆかしさよ顔白き子のうれしさよ枕蚊帳五月雨の大井越えたるかしこさよ夏川を越す嬉しさよ手に草履小鳥来る音嬉しさよ板庇(いたびさし)鋸(のこぎり)の音貧しさよ夜半(よわ)の冬の如きこれなり...   つゝじ咲て石うつしたる嬉しさよ更衣八瀬の里人ゆかしさよ顔白き子のうれしさよ枕蚊帳五月雨の大井越えたるかしこさよ夏川を越す嬉しさよ手に草履小鳥来る音嬉しさよ板庇鋸の音貧しさよ夜半の冬の如きこれなりの読み方
正岡子規 「俳人蕪村」

...次第に水源を尋ねて八瀬(やせ)・大原の奥のような...   次第に水源を尋ねて八瀬・大原の奥のようなの読み方
柳田國男 「地名の研究」

...八瀬(やせ)の聚落(むら)や...   八瀬の聚落やの読み方
吉川英治 「親鸞」

...行きたやな八瀬(やせ)の燈(ともし)の夕ざれば呼ぶよ招(まね)くよ逢いたやな江口の舟の君しおもえばよぶよ招くよ行(ゆ)いて何問わん会うて何いわん否とよものも得いわずただ寝(いね)ましを秋は長々し夜を冬は戸ざして春は眸(ひとみ)も溶(と)くる夏は黒髪のねばきまで世を外にただ寝(いね)ましものを「あはははッ...   行きたやな八瀬の燈の夕ざれば呼ぶよ招くよ逢いたやな江口の舟の君しおもえばよぶよ招くよ行いて何問わん会うて何いわん否とよものも得いわずただ寝ましを秋は長々し夜を冬は戸ざして春は眸も溶くる夏は黒髪のねばきまで世を外にただ寝ましものを「あはははッの読み方
吉川英治 「親鸞」

...八瀬黒の牡牛(おうし)の手綱を確乎(しっか)と把(にぎ)って...   八瀬黒の牡牛の手綱を確乎と把っての読み方
吉川英治 「親鸞」

...わたくしもそれからすぐ八瀬の方へ用事があるから...   わたくしもそれからすぐ八瀬の方へ用事があるからの読み方
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」

...早朝から轉居(ひつこし)をする筈の孝太爺は私に別れかねてせめて麓までと八瀬村まで送つて來た...   早朝から轉居をする筈の孝太爺は私に別れかねてせめて麓までと八瀬村まで送つて來たの読み方
若山牧水 「山寺」

「八瀬」の読みかた

「八瀬」の書き方・書き順

いろんなフォントで「八瀬」


ランダム例文:
捉われる   分別くさい   融通して  

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