...滑川(なめりがわ)の辺(ほとり)なる八橋楼に投宿して...
泉鏡花 「活人形」
...それでは下枝は滑川の八橋楼に居るんだな...
泉鏡花 「活人形」
...八橋楼の亭主得右衛門は...
泉鏡花 「活人形」
...八橋楼にての始末を語り...
泉鏡花 「活人形」
...)かくて下枝は滑川の八橋楼の裏手より...
泉鏡花 「活人形」
...杜若(かきつばた)に八橋よ...
泉鏡花 「婦系図」
...十八橋寺が腹を立てた事情は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...時々机の上を敲(たた)くと同時に左の掌(てのひら)に八橋(やつはし)と云う菓子に似た竹の片(きれ)を二つ入れて...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...衣(きぬ)に摺りし昔の里かかきつばたハンケチに摺つて見せけりかきつばた白シヤツに摺りつけて見るかきつばた此里に業平来れば此処も歌業平は三河の国の八橋(やつはし)というカキツバタの名所に行って歌を詠んだが...
牧野富太郎 「植物記」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...河内路や東風(こち)吹き送る巫女(みこ)が袖雉(きじ)鳴くや草の武蔵の八平氏三河なる八橋(やつはし)も近き田植かな楊州の津も見えそめて雲の峰夏山や通ひなれたる若狭(わかさ)人狐火やいづこ河内の麦畠しのゝめや露を近江の麻畠初汐(はつしお)や朝日の中に伊豆相模(さがみ)大文字や近江の空もたゞならね稲妻の一網打つや伊勢の海紀路(きのじ)にも下(お)りず夜を行く雁一つ虫鳴くや河内通ひの小提灯糞...
正岡子規 「俳人蕪村」
...京都の八橋煎餅(やつはしせんべい)...
正岡子規 「墨汁一滴」
...仙台にはまた「八橋織(やつはしおり)」の名が聞えます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...おみやげの八橋の煎餅を懐に十枚ばかり紙に包んで入れて...
柳田国男 「故郷七十年」
...盆の皿には西京の八橋煎餅...
山村暮鳥 「小川芋銭」
...「八橋の跡を見にまいった者だが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...もう先の八橋(やつはし)ノ宿(しゅく)まで行っておりまする」一とき...
吉川英治 「私本太平記」
...矢矧(やはぎ)の陣所から八橋(やつはし)まで出て...
吉川英治 「私本太平記」
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